2016年09月06日

新宿区立柏木小学校の4年生が地元の伝統野菜で鳴子ウリポンチを作り、美味しい!! 。


新宿区立柏木小学校(佐藤郁子校長) で2013年から始まった「鳴子ウリ」の栽培は、4年目を迎えたが、毎年、担任の先生方が、学習指導案を改善しながら、授業を行っているので、その資質は高まってる。

農業は、気候に左右されやすいが、この真桑ウリ、産地の岐阜県本巣市真桑地区では、8月上旬が最盛期になるが、今年は、7月中に収穫が終わってしまったと伺った。

この授業は、栽培も重要だが、信長、秀吉、家康と云った戦国武将が好んだ、歴史を認識しながら食べることも重要なことで、今年も、思い出に強く残るような授業となった。






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鳴子ウリポンチの仕込みのため、佐藤泰子教諭と、香西克哉教諭は、前日から準備に取り掛かっていた。

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同校の菜園で、ヘタ落ちした完熟の鳴子ウリは6個(写真中央下)、まだ生っているのが3つだったが・・・・。
生徒全員で食べるには少ないので、事前に食育に熱心な府中市の石川孝治さん(写真左) に依頼していた。

石川さんは、9月初めに収穫期を迎えるように、遅めに苗を仕立ててくれていた。
授業2日前に、越田邦彦副校長(写真右) にお渡しすることができた。



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今年、生徒たちが新たに取り組んだのは、2組57名を6班に分けて、鳴子ウリについて詳細に調べたことを銘々が発表したことだ。

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1班は、「鳴子ウリとは」
2班は、「江戸東京野菜とは」
3班は、「5月6月にしたこと」
4班は、「普段の手入れ」
5班は、「花が咲いたよ」
6班は、「実がついたよ」


各班の1人ひとりが、調べた内容を班内で調整して、暗記をするなどして発表したことから、「鳴子ウリ」についてあらゆることが調べ上げられていた。






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このタイミングで、香西先生から指名されたので、発表の内容について誉めたあと、
完熟の鳴子ウリを渡して、匂いとウリの肌さわりを質問した。

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多くの生徒は、メロンと答えていたが、中にはバナナも数人いた。マンゴーと答えた生徒もいたが、
物の豊富な時代、色々な匂いを知っていて必ずしも間違えとは言えないようだ。

また、肌触りは、キゥィのような感じで産毛が生えているようだと、的確に答えてくれた。
マクワウリの中でも、このようなウリは少ない。






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梶谷正義先生は、印刷物を配布して「鳴子うりの仲間たち」を説明。

ウリは、キュウリ属の中のメロン種で、その中には、メロンとウリに分かれているが、発祥の地インドから西方に伝わったのが「メロン」、東方に伝わったのか「ウリ」。

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今年、鳴子ウリの授業を通して、鳴子ウリが好きになり、梶谷先生がそばに来たときに、先生に質問をする生徒もいた。






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生徒たちは「鳴子ウリ」の匂いを嗅いで、「メロン」のイメージを持って試食したようで、多くの生徒は、「美味しい!」と云っていたが、

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甘さの点では、期待を裏切り「薄い味!」と答えてくれた。

そこで一言、
皆さん!、砂糖はなんで作りますか!、
数人から「砂糖キビ」の答えがてた出たところで、このウリを食べていた、秀忠、家光の時代はこのウリの甘さが一番で、砂糖キビを普及したのは吉宗で、100年後ことだったと・・・・。

生徒たちに、改めてこの時代に生きる幸せを伝えた。






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最後は、生徒たちがお目当ての、鳴子ウリポンチ。

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用意したのは、フルーツ缶、サイダー、紙皿、スプーン、まな板、包丁、ザル、ボウル等。

事前に、佐藤先生と香西先生が鳴子ウリを細かく切っておいたので、生徒たちが各班に持ち帰り、
均等に分けて、サイダーで満たした。

フルーツ缶のフルーツは赤と黄色だったので、鳴子ウリのグリーンが鮮やかで、メロンの香りが、
鳴子ウリポンチの味を引き立てていた。生徒たちは満足していた。

授業の最後に、香西先生は・・・。
この授業が、今日できたのは、大勢の方々の協力があったからで、お世話になった方々に感謝しましょうと云って、

生徒たちは全員で声を合わせて「ありがとうございました。」で終了したが、生徒たちは印象に強く残るインパクトのある授業になったようだ。


追録

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この授業、NHK首都圏放送センター「ひるまえほっと」のリポーター島紗理さんが、取材に来てくれた。

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島さんは、生徒たちの様子をひと通り撮った後、鳴子ウリホンチを食べてくれて、実感してくれた。
この模様は、13日(火)の11時5分からの番組で放送される。

また、授業には、食育を実践している江戸東京野菜コンシェルジュ協会の松嶋あおい理事と、、
専門学校の卒業制作で真桑ウリのムック本を編集すると云うので、産地を案内した樋口真弘さんも取材をしていた。

後日、樋口さんからメールをいただいた。それによると
「東京ビジュアルアーツの樋口です。柏木小学校取材では大変お世話になりました。

子供達の熱心な取り組みや鳴子瓜を食べた後のまっすぐな感想など、大人とは違った細かさやユニークさがとても印象に残りました。

お忙しい中でのご協力、ありがとうございました。」


尚、同校には「農」のある暮らしづくりアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣を指示された。
posted by 大竹道茂 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
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