「内藤とうがらしプロジェクト」が展開している、内藤とうがらしによる新宿のまち興しは、国内外からも高い評価をされているが、3日から6日の予定で、韓国の「2016 全羅北道 任實(イムシル)郡調味料育成産業 先進国 研修団 )が、同プロジェクトの成田重行リーダーを訪ねて来日した。
研修団は、沈敏(シンミン)任實郡長や、李在根(イジェングン)任實農協組合長をはじめとする生産者24名が、
同プロジェクトの拠点の国民公園協会新宿御苑を始め、練馬区大泉地区の加藤晴久さんの畑を視察した。
先日、成田リーダーが、加藤農園で内藤とうがらしの収穫作業を行ったことを当ブログで紹介したが、
その折、成田リーダーから、韓国のとうがらし産地の任實郡から視察団が来日することを伺っていた。
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新宿御苑「レストランゆりのき」での研修では
新宿御苑の本荘暁子さんが
1.内藤とうがらし発祥の地、新宿御苑の歴史について講和
成田リーダーによる
2.内藤とうがらしプロジェクトの活動内容の講和
伊藤秀雄総料理長による
3.内藤とうがらしの料理を食べる。
加藤晴久さんによる栽培について
4.練馬区学園町の内藤とうがらし畑を視察
韓国料理に欠かせない「とうがらし」は、年間19万トンが消費されているそうだが、
同郡では生産者の高齢化や、人件費の高騰から、栽培は、人件費の安い中国に移ってしまっていると云う。
わが国も、同じような産業構造だが、固定種の内藤とうがらしに注目し新宿の歴史文化と一体となっている、新宿のまち興しを参考事例にしようと来日、「唐辛子の六次産業化」を目指したいという。
沈郡長は「大都市東京の中で、とうがらしが栽培されていることに驚いた」。
また、李組合長は「伝統野菜を復活させて、付加価値の高い内藤とうがらしで、利益を上げていることに感動した。」と語っていた。
朝日新聞東京版と、同紙の電子版では、高橋友佳理記者が゛視察団に同行し「新宿『内藤とうがらし』復活に学べ」を掲載した。
同プロジェクトでは、これまでも韓国大使館などとの情報交換も行っている。