東京都市大学付属小学校(重永睦夫校長) の4年生が実施している平成27年度 ミクニレッスン9月は「秋の種まき、調理実習でつかう野菜を育てよう!」を5日、同校で実施した。
前回は、7月に世田谷をはじめとする東京の農業と東京で栽培されている野菜について、パワーポイントを使ってお話をしたが、
今回は、11月14日に実施する調理実習のメニューの一つとして、サラダがあるが、その食材に使われる野菜を栽培するための種まきを
桜組(渡邉修平先生40名) 11:35〜12:20で実施した。
三國清三シェフの「みなさん お早うございます。」で始まった。
「みんな元気だったかな?夏休みはどうでした?
どこかにでかけましたか?」のやりとりの後、
三國シェフは、「私はリオ・オリンピックへ行ってきました。
東京オリンピックに参考にしようと、選手村の厨房を見に3泊5日で行ってきました。」
プライベートで行かれたようだが、狭い飛行機に長時間乗っていたので、軽いエコノミー症候群になったとか・・・。
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今回播種するのは、1班が「城南小松菜(江戸伝統野菜)」、⒉班「金町こかぶ(江戸伝統野菜)」、3班が「品川かぶ((江戸伝統野菜))、そして、4班が「スイスチャード」、5班が「水菜」、6班が「サニーレタス」。
サポートは今回も、江戸東京・伝統野菜研究会の由井和也さんと、地元世田谷区大蔵のイタリアン、ジータのオーナーシェフ福田耕二さんが参加された。
司会進行はミクニレツスンをプロデュースしている松木直也さん(豆豆社) 写真左後。
栽培指導は、小平で江戸東京野菜などを栽培している宮寺光政さん。
昨年までは、屋上菜園で行っていたが、屋上には危険防止のため常時生徒が入れないようになっていることから、
日々の観察ができないので、今年からプランター栽培となった。
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そこで、プランターに種をまく前に、粗い鉢底土を入れて排水を良くして、次に培養土をたっぷり入れて、種をまきやすいように均してあることをやって見せた。
また、播種の仕方は、ペットボトルの蓋を家から持ってこさせて、それで記しをつけてから間引きも含めて3粒づつ蒔かせたが、なぜ3粒なのかもわかりやすく説明していた。
蒔き終わった班から、教室脇のベランダにプランターを運ばせた。
種が芽を出すのに重要なものとして、生徒に答えさせた。「空気」、「温度」、そして「水」。
毎日一回の水やりと、水のまき方も説明していた。
三國シェフからは
「今日の種まきで育てた野菜はそのときにサラダでつかいます。みんなで育てた野菜で、美味しいサラダをつくります。
そのサラダをおいしく食べるために、野菜を種まきからはじめて、毎日水やりして、観察します。
いいですか、毎日大事に育てた野菜は、絶対においしくなります。」と・・・。
最後に教室に移動して、三國シェフのご指名で、「江戸東京野菜」について、解説を行った。
江戸東京野菜は、種を通して野菜の「命」が、今日まで伝わっている野菜で、今食べている野菜との違い、現在42品目もある事などを紹介した。
授業の後、桐組から招かれてお弁当をいただいた。
皆さんありがとうございました。