先日、彼岸の入りに墓参りに行ったときに、秋川のファーマースセンターに寄ったが、相変わらず駐車場は満車で、センター内はお客さんでごった返していた。
センターで、写真を撮っていたら、秋川市の農業委員でセンターを手伝っている松村敏郎さんが目ざとく見付けて来てくれた。
松村さんには、春に農業委員会が主催した「ノラボウ菜」のイベントでお会いして以来だ。
同センターの近くにある二宮神社では、毎年9月8日、9日に有名な生姜祭りが行われることから、この時期はショウガが多く出荷されている。
今年は、行くことができなかったが、当ブログで紹介したこともある。
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松村さんに伺うと、最近は大きくて見映えのする三州ショウガが殆どで、地元の伝統ショウガは出荷されなくなったという。
JAあきがわの市川辰雄専務から、江戸東京野菜の「ノラボウ菜」に次ぐ地元ブランドの野菜を育てたいと、二宮神社の生姜祭りに奉納されていた、伝統のショウガを探したが、大ぶりの三州ショウガになっていて見つからなかったと、伺った。
多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表も、八王子ショウガに次ぐ、あきる野市の伝統ショウガを前から探していた。
あきる野市にお住いの、江戸東京野菜コンシェルジュ4期の野中純子さんも、地元で栽培している方々のつてをたどっていて、福島代表に情報を提供していた。
知り合いの農家小磯勇一さん(73)と云う方が、近所の農家の長老にもらったという伝統ショウガを作っているのを探しあてた。
上の画像が伝統のあきる野産ショウガ
その長老とは、あきる野市切欠(きっかけ) にお住いの平野文三さん91歳で、100年前からの種を守っていた。
そのショウガをいただいたが(上の写真)、伝統のショウガ本来の味を実感した。
9月5日に同研究会が実施した、「八王子ショウガを知って味わってみよう」のイベントでは、八王子ショウガと谷中ショウガとともに、あきる野産ショウガとして皆さんに食べ比べをしてもらったが、決して負けてはいなかったようだ。
同センターには葉唐辛子も並んでいた。
品種は書いていなかったが、レシピが置いてあったので、内藤トウガラシを料理するのに参考になればといただいてきた。
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