2016年10月02日

新宿内藤とうがらしフェア関係者交流会が新宿御苑で開催された。


10月1日から10日まで、新宿内藤とうがらしフェアの開催に先立ち、関係者の交流会が、30日(金)、14時から新宿御苑レストランゆりのきで開催された。

内藤とうがらしの復活、普及活動は、年々活発になり、「新宿とうがらしサミット」でも教育の現場で確実に、各地域で普及の輪が広がっている。

特に、「新宿内藤とうがらしフェア」は、さらに認知、訴求を図るために開催するもので、開会に先立ち、関係者を集めて、相互交流を深めたいと開催された。






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内藤頼誼十七代当主


開会にあたって、新宿内藤とうがらしフェア実行委員会成田重行事務局長が挨拶に立って、共催、後援、協力、サポーターなど関係者の協力支援に対して御礼を述べた。

新宿御苑は、内藤清成の屋敷跡ということもあり、
今年も、信州高遠藩藩主内藤家の頼誼十七代当主があいさつをされた。

御当主は数年前、成田事務局長から「屋敷内で内藤とうがらしを栽培していたのですか!」と聞かれたことがあったそうで、小作に出していた畑で何を作っていたかなど、殿様は知るはずがない、」と答えたことを披露、会場の、笑いを取った。

何でも、内藤トウガラシや内藤カボチャという、内藤の名がついた野菜があること自体、第1回の3年前まで知らなかったそうだ。

それにしても、このイベントに十七代当主が出席されると締まる。
今年も、いい話が聞けた。

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国民公園協会新宿御苑の江原満理事支部長(写真右上)、
一般社団法人 新宿観光振興協会の菊地加奈江事務局長(写真上左)、
新宿区からは文化観光課の橋本隆課長(写真下右)、
学校法人学習院の耀英一専務理事(写真下左)




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江戸東京・伝統野菜研究会としてもあいさつを求められた。

江戸東京野菜は、現在、内藤とうがらしを含めて42品目、
江戸東京野菜は各地でまち興しなどに使われているが、その代表的なものが内藤トウガラシで、全国的にも注目されていることを紹介した。

内藤とうがらしを栽培している生産者も見えていると皆さんに紹介された。

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乾杯の発声は、伊勢丹新宿本店食品・レストラン営業部の中野健一部長(写真上と右下)が、ご挨拶に続いて行った。
御苑内ではアルコールは出していないので、乾杯は「内藤とうがらしのサワードリンク」で行われた。

会場には、何年か前にお会いしている信州大学学術研究院・植物遺伝育種学研究室の松島憲一准教授(写真左下)に再開したが、信州の伝統野菜の認証委員をしていると話されていた。

同じ研究室の根本和洋先生には、今年、京都でお会いしている。





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上の画像をクリックするとフェアの詳細。








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女流講談師の神田蘭さんが見えていた。
蘭さんには、上野の鴎外荘でお会いしていて、
当ブログで紹介している。

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今回は、内藤とうがらしの絵本、「すずめととうがらし」を自分で講談にと書き下ろしたものだという。
テンポよく、抑揚のある語り口に引き込まれた。

蘭さんも芸の幅を広げていて、レビュー講談「トゥーランドット」を来月演じるという。
江戸東京野菜の物語も講談にするのもいい。
ヒントをもらった。




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伊藤総料理長から、内藤とうがらしのサワードリンクや、
内藤とうがらしを使った「とうがらしクレープ」と内藤とうがらしが効いた「お焼」が銘々に配られた。

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追録

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「レストランゆりのき」の入り口左の部屋では、「内藤とうがらし文化展」が開催されていた。

学習院女子大学の品川明教授と、同大のとうがらし女子のリーダー関原成妙さんがいらした。
関原さんには、カメラを渡して交流会の写真を撮っていただいた。
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