2016年10月11日

あきる野市の二宮神社生姜祭に奉納されていた幻の二宮ショウガの生産者にお会いした。


JA秋川の市川辰雄専務が、ノラボウ菜に次ぐ、あきる野市のブランド野菜を見つけたいと、相談を受けたことがあった。

江戸東京野菜については、注目していただいて、今年夏からの八王子ショウガのブレイクを知っていて、

歴史あるあきる野市の二宮神社に伝わる生姜祭に奉納されていた、二宮ショウガを探したようだ。

最近は、三州ショウガに切り替わっていて、あきる野産の「二宮ショウガ」を探すことができなかったと伺ったが、その様子は、当ブログで紹介している。






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多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表が、生産者の小磯勇一さん(73)にお会いして、購入してきたと連絡が入った。

講座「八王子ショウガを知って味わってみよう!」の中で、食べ比べをするというので、伺って食べたことは、当ブログで紹介している。

上の画像をクリックする
雨が降ったりやんだりしている日だったが、福島まさんに案内してもらった。

小磯さんのお住まいは、あきる野市切欠(きっかけ) 。
あきる野市から多摩川の支流秋川を渡って、八王子市戸吹に向かう途中で、この地域は昭和45年に八王子市から秋川町に編入された地域。

行政区が変わることは、住民同士が融和するのに時間がかかるものだが、切欠と秋川町雨間は信仰する神社が同じ「雨武主神社」で、祭りが一緒だったことから、違和感がなかったと。

むしろ八王子の戸吹方面には、南側に秋川の河岸段丘の滝山が連なり、「七曲」などがある急な傾斜地が遮っていて、

学校に通うのに坂道をのぼり、夜道は暗くて怖かったとも。





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地元、切欠の長老、「平野文三さん」(91歳)に、100年前から引き継いでいるというショウガを、何年か前に分けてもらい、栽培していると畑を見せてもらった。

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そのショウガをいただいたが、伝統のショウガ本来の味を実感した。






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栗林を抜けたところに、平野文三さんの畑があった。
お会いすることはできなかったが、小磯さんは朝方お会いしている。

今年の作付けは、少なかったようだが、
福島さんに、一株分けるからと了解を取っておいてくれたようで抜いてくれた。

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写真上が八王子市滝山に連なる河岸段丘で、山のX字が峠道跡だと小磯さんが教えてくれた。。






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小磯さんのショウガと平野さんのショウガ

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このショウガが、二宮神社に奉納されていた「二宮ショウガ」だそうだ。

いずれ、長老の平野さんにお会いしようと思っている。



posted by 大竹道茂 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報
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