JA秋川の市川辰雄専務が、ノラボウ菜に次ぐ、あきる野市のブランド野菜を見つけたいと、相談を受けたことがあった。
江戸東京野菜については、注目していただいて、今年夏からの八王子ショウガのブレイクを知っていて、
歴史あるあきる野市の二宮神社に伝わる生姜祭に奉納されていた、二宮ショウガを探したようだ。
最近は、三州ショウガに切り替わっていて、あきる野産の「二宮ショウガ」を探すことができなかったと伺ったが、その様子は、当ブログで紹介している。
多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表が、生産者の小磯勇一さん(73)にお会いして、購入してきたと連絡が入った。
講座「八王子ショウガを知って味わってみよう!」の中で、食べ比べをするというので、伺って食べたことは、当ブログで紹介している。
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雨が降ったりやんだりしている日だったが、福島まさんに案内してもらった。
小磯さんのお住まいは、あきる野市切欠(きっかけ) 。
あきる野市から多摩川の支流秋川を渡って、八王子市戸吹に向かう途中で、この地域は昭和45年に八王子市から秋川町に編入された地域。
行政区が変わることは、住民同士が融和するのに時間がかかるものだが、切欠と秋川町雨間は信仰する神社が同じ「雨武主神社」で、祭りが一緒だったことから、違和感がなかったと。
むしろ八王子の戸吹方面には、南側に秋川の河岸段丘の滝山が連なり、「七曲」などがある急な傾斜地が遮っていて、
学校に通うのに坂道をのぼり、夜道は暗くて怖かったとも。
地元、切欠の長老、「平野文三さん」(91歳)に、100年前から引き継いでいるというショウガを、何年か前に分けてもらい、栽培していると畑を見せてもらった。
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そのショウガをいただいたが、伝統のショウガ本来の味を実感した。
栗林を抜けたところに、平野文三さんの畑があった。
お会いすることはできなかったが、小磯さんは朝方お会いしている。
今年の作付けは、少なかったようだが、
福島さんに、一株分けるからと了解を取っておいてくれたようで抜いてくれた。
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写真上が八王子市滝山に連なる河岸段丘で、山のX字が峠道跡だと小磯さんが教えてくれた。。
小磯さんのショウガと平野さんのショウガ
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このショウガが、二宮神社に奉納されていた「二宮ショウガ」だそうだ。
いずれ、長老の平野さんにお会いしようと思っている。