8月に、向島百花園で茶亭佐原を営んでいる佐原滋元先生に、四代将軍家綱の御前栽畑のあったあたりをご案内いただいたことは、当ブログで報告した。
実は、佐原先生が代表をされている、NPO法人向島学会では、当時、東京都が募集していた「平成 28 年度地域資源発掘型実証プログラム事業 」に手を上げていた。
東京の古代(西暦700年頃)から江戸揺籃期(西暦1700年頃)の歴史を可視化するプロジェクト 〜すみだ・鐘ヶ淵資源発掘プロジェクト(仮称)を提案していた。
家綱の御前菜畑で栽培された作物を栽培展示し、地域の住民が育てる観光資源へと発展させる礎とすると共に、作物を活用した将軍御膳メニューの開発につなげるというので、何か、お手伝いができればと、事前にご案内を頂いていた。
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10月になって提案されていた 〜すみだ・鐘ヶ淵資源発掘プロジェクト〜 が承認されたとメールをいただいていた。
その後、当時栽培されていた作物の特定と、種の確保についてご相談を受けたので、伺って園内の茶亭佐原で、意見交換をさせていただいた。
今後、お手伝いができることがあれば協力していくことをお伝えした。
向島百花園へは、東向島で下車して徒歩7−8分のところだが、駅前に降り立つと寺島ナスのキャラクター「寺島茄子之介」が手迎えてくれた。
ここまで来たので、東向島駅前商店街で寺島ナスの普及に尽力されているダイキ青果の阿部敏さんに電話をしたら、すぐ迎えに来てくれてご案内をいただいた。
阿部さんは、ちょくちょく情報を寄せてくれているが、今年もテレビの取材が何度かあったようだ。
このところの朝晩の冷え込みで、寺島ナスの生育は止まってしまったが、まだ花をつけているものもみられたし、台風でこすれて、傷だらけのナスが残っていた。
知らなかったが、ダイキは駅に近いところにも店をオープンしたらしく、
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店内には、立川の清水丈雄さんが栽培した寺島ナスが果物の上の一等席に並べられていた。
東向島では、常時「寺島ナス」を置いておきたいと、阿部さんの思いは強い。
ありがたいことだ。
寺島ナスの活動は各方面から注目されていて、ネット小でも詳細に紹介されている。