奥多摩ワサビの千島国光さんが栽培するワサビ園での写真撮影が終わった。
食事の後は、秋川牛を飼育している竹内牧場にご案内した。
東京のブランド牛「秋川牛」を飼育している竹内牧場は、青梅から秋川に抜ける途中の山間にある。
竹内牧場で飼育している秋川牛は、すべて肉の柔らかい牝牛で、森川カメラマンは、時間をかけて牝牛の表情を撮っていた。
ピーク時390頭もいた牛舎には、東日本大震災に伴う福島原発事故による風評被害により牛肉価格は低迷していたこともあり、頭数を減らして230頭となっていた。
現在は子牛価格が高騰していると云う。
出荷間近な、780kg級の牛を、後継者の竹内孝英さんに出してもらった。
牝牛とはいえ迫力満点で、怖いくらいだ。
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ロケハンで伺ったときは、親父さんの孝司さんは、岩手に子牛を買いに行っていたが、子牛の価格がうなぎ上りで、生後10カ月で80万円/頭当り、まで高騰、それでも25頭を買ってきたと見せてくれた。(写真右下と、中下)
竹内牧場では、生後10カ月の子牛を購入、20ヵ月肥育して平均750kgで販売している。
あと10日ほどで出荷するような牝牛が、乾いたおがくずの上で気持ちよく休んでいた。
森川カメラマンは、牛の尻が撮りたいというので、
孝英さんに引き出してもらった。
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竹内牧場は、かつては、乳牛を飼って搾乳を行っていたが、忙しくて体力的に無理だとして、ホルスタインの肥育に方向転換していた。
45年前だったか、牛肉自由化への防衛策として、和牛に転換、秋川牛として、今日に至っている。
三國シェフが、急に肉を見たいというので、秋川牛を販売する(有)松村商店に案内した。
あきる野市小中野(042-596−0253)は、昔の五日市で、毎年「のらぼうまつり」を紹介している、子生(こやす)神社の少し手毎にある。
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松村兼房専務に話を聞いた。
竹内牧場では、毎月10頭から12頭を芝浦に出荷しているが、
同商店では、一頭買いをしているそうで、月2頭の時もあれば3頭の時もあり平均すると2頭半を仕入れているそうだ。
秋川牛はA4以上で、最上級A5ランクを販売していると云う。
ミクニマルノウチで使っていただいていると云っていたが、ラーエミクニで、何度か頂いた。