新宿区立西新宿小学校(清水仁校長) の5年生のまとめ授業に伺った。
先日、5年生の担任の池田守先生にお会いして、授業についての打ち合わせをさせていただいたことは、当ブログで紹介した。
5年生は、すでに調べ学習をなどで勉強をしているが、最後のまとめとして、ポイントについて説明行った。
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「内藤カボチャと新宿の昔野菜」をテーマに、話をした。
新宿には平成9年にJA東京グルーブが建立した、江戸東京の農業説明板がある。
これらの野菜は、すべて復活することができた。
早稲田ミョウガは、西早稲田の穴八幡宮に建立してある。早稲田鶴巻町にはミョウガ畑の天祖神社がある。
また、鳴子ウリは、鳴子天神社の参道に建っている。
内藤トウガラシと内藤カポャは、花園神社に建っている
大政奉還により、時代は江戸から東京に変わった。大名たちは国元に帰ったが、内藤家は20万坪という、内藤新宿の屋敷地を明治政府に返した。
これにより、内藤家の邸宅地と周辺農地など計17万8千坪(59ヘクタール)は、明治5年(1872)に牧畜園芸の改良を目的として「内藤新宿試験場」となった。
これにより内藤カボチャの産地は、青梅街道を下って淀橋に移ったものは、淀橋カボチャと呼ばれるようになり、
甲州街道を下って、現在の都庁周辺に移ったものは、角筈カボチャとばれるようになった。
西新宿小学校のあるあたりもかつては、角筈と呼ばれたことから、池田先生から「角筈カボチャと呼んだ方がよいでしょうか!」という、質問があったが、
皆さんでお決めください。と答えておいた。
また、玄関受付に飾ってあった、カボチャの中には、全体的にのっぺりとした小型で、右側の内藤カボチャとは見るからに異なる交雑種もあった。
来年の播種時には注意するようにお伝えした。