11月23日は勤労感謝の日、宮中で執り行われる新嘗祭に、明治神宮では農家の皆さんなどから奉納された農産物を展示している。
明治神宮農林水産物奉献会という組織があって、東京都の生産者は毎年野菜の宝船を奉納している。
その準備作業が21日から御社殿回廊周辺で始まった。
今年は、回廊の屋根の修復作業が始まっていて、パイプで足場が作られていて、例年通りの展示とは趣が違うが、10時ごろから生産者たちが集まり、作業を行っていた。
何年か前までは、世田谷・目黒の農家が、ネギの「大束まるき」を奉納していたが、ネギが生産されなくなったのか奉納されなくなってしまった。
昨年から、足立の農家・内田宏之さんの畑で「千住ネギ」が復活したことから、
内田さんに栽培を依頼している浅草のネギ商「葱善」の田中庸浩社長にお願いして、奉納していただいた。
今年の2月に、田中社長が地元浅草神社に奉納したところを見て、明治神宮の奉納をお話ししたところ喜んでと引き受けてくれた。
それにしても、太い縄をキリリと結んで、粋だネ!

東京みなみは、日野市、多摩市、稲城市の農業後継者達が、作り上げた。
町田市内の農業後継者が作り上げた。
JA東京中央と、世田谷の生産者グループ。JA東京スマイル、JA東京あおばの宝船は22日に製作されるようで、まだなかった。
各地で行われた農業祭のシンボルとして野菜を満載した宝船が作られるようになったが、宝船がこれだけたくさん一同に勢揃いするのは、明治神宮の新嘗祭だけである。