伝統食列車25号は、3日から始まった。
資料等を見せていただいたが充実した内容で、全国から参加された皆さんも、改めて東京における多用な食文化の歴史を学ばれたことだろう。
最終日は、会場を、隅田川に架かる勝鬨橋のたもとにある、築地市場厚生会館に移して行われ、
「江戸の食の ”柱” は江戸生まれの野菜」
10時半から
「江戸前が育んだ魚と食文化」
漁労史研究家・藤井克彦先生
事務局からは、お昼予約している食事処へ移動すると云うので、1時間以内を心掛けた。
前日の郷土食交流会の様子の写真は、深夜に松嶋あおいさんからメールでいただいた。
これらの写真は、パワーポイントに組み込んで、皆さんに紹介した。
話の導入では、2011年4月25日 「日本の伝統食を考える会」の30周年記念東京ミーティングが、新宿で開催されたときに招かれた。
また、おさらいとして、昨日浅草の「駒形どぜう」に行かれたグループに手をあげていただき、ドジョウの食べ方について紹介したり、
一品料理として「笹搔き牛蒡」についても紹介した。
また、深川江戸資料館に行かれたグループにも、手おあげていただき、江戸では舂米屋(つきごめや)が米を精白していたが、舂米屋の店内をご覧になったかも聞いてみた。
五代将軍の綱吉がまだ右馬頭(うまのかみ)時代に、脚気になった経緯について説明するのに、深川江戸資料館の「舂米屋」を映像で紹介した。
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テーマの横断幕を作っていただいたが、会場には張ることができずに手持ちで紹介、プロフィールについては本部役員の浅岡元子さんが紹介してくれた。
江戸東京野菜には物語があるので、今回食べていただいた亀戸大根、伝統小松菜、青茎三河島菜、品川カブ、そして、練馬大根に絞ってお話を展開した。
物語から発見の経緯、どのように食べているかなどについて、肩の張らない話で紹介したが、皆さんからは面白かったと、喜んでいただいた。
「江戸前が育んだ魚と食文化」
フィッシングエッセイスト・江戸前遊漁で、漁労史研究家の藤井克彦先生が、江戸の頃からの江戸前の遊漁について興味深いお話を伺った。
江戸前の海は、千葉から神奈川にまで広がっているが、木更津や三浦半島まで江戸前と云うのは許さない、など、おもしろい話だったので、
藤井先生の著書、「江戸前の素顔」(文春文庫) を早速取り寄せの手配を行った。
事務局が心配していたが、時間通り終わったことから、築地場外の「築地寿司清」と「築地すし好」に分かれて昼食。
築地寿司清に案内されたが、すでに店の前には行列ができていた。
予約されていたので3階の座敷に通された。
編集責任者の中筋さんのあいさつで、いただきます! 。
皆さんから、食事をとりながら江戸東京野菜と食育の取り組みなどについて、質問をいただいた。
皆さんは、食後の13時半から
「築地市場移転問題について」
全労連・東京中央市場労組委員長・中澤 誠さんの講演が
予定されているが、
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私は、先約があったので、観光客でごった返す場外を後にした。