冬のイベントや、メディヤの取材が幾つかあり、この季節の江戸東京野菜を栽培している生産者を探していた。
JA東京みどりの原省三部長代理に相談したら、しばらくして電話がかかってきた。
亀戸ダイコンは、清水繫雄さん、栗原一男さん、清水丈雄さんは、金町コカブも栽培しているという。
勿論、東京ウドは須崎雅義さんを始め、ウド連の皆さんが栽培しているから、これはいつでもある。
先日「ファマーズセンター みのーれ立川」の近くまで行ったので寄ってみたら、伝統小松菜が並んでいた。
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生産者は、清水理作さんとある。
しっかりとした伝統小松が、4袋残っていた「いい品だ!」嬉しくなって一袋購入した、
清水さんは、亀戸大根の栽培でも一級品を栽培してくれた方だ。
いい品だったので、理作さんに電話をして様子を伺った。
現在栽培している伝統小松菜は後関晩生種と城南小松菜の大平系と渡辺系の3種類だという。
渡辺系はまだ見たことがないので、伺って写真を撮らせていただいた。
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左から後関晩生種、色が濃く、葉は袴がある。
中は、城南種で、等々力の大平家に伝わっていたもので、緑の色が薄い。
右は、城南種で、渡辺系だという。生育が遅れているように見えたが、柔らかそうだ。
現在江戸東京野菜の伝統小松菜には後関晩生種と城南小松菜が登録されているが、城南種に大平系と渡辺系があるとは知らなかった。
理作さんの話では、普及センターの先生から渡辺系としていただいたものだという。
伝統小松菜は3つのハウスで栽培していた。
現在収穫しているハウスでは、抜き忘れのような伝統小松菜もある。
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理作さんは、伝統野菜は揃が悪いから、交配種の小松菜のように端からきれいに収穫していくようにはいかない、大きさを選んで収穫していくから・・・残るのもでる。
ハウス2つには手つかずの伝統小松菜が育っていたから、3月中旬までならありそうだ。