江戸東京野菜の「練馬大根」を、東京のおもてなし食材として東京オリンピックで東京を訪れてくれる方々に、食べていただこうと、
練馬区平和台で生産する渡戸秀行さん(江戸東京野菜コンシェルジュ)が「練馬大根2020東京オリンピック出荷研究会」を立ち上げ、まず乾燥練馬大根に取り組み、料理教室・試食会を行った。
料理の講師としては、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の上原恭子理事に依頼し、
地元JA東京あおば地域振興部により、練馬春日町支店2階 調理室を使って行われた。
今回使われた乾燥練馬大根は、練馬区に伝わる「伝来種」と云われる固定種の練馬大根で、大泉の白石好孝さんが栽培したものを使っている。
伝来種は、渡戸章さん、五十嵐透さん、白石さんの三人が採種しているが、当ブログでも紹介している。
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写真左上は斉藤朝子先生と、上原講師(右)
JA東京あおば地域振興部の村田雄飛さんと、松田碧さん。
乾燥練馬大根は、
葉と、切干は輪切りにしたものと、短冊状に切ったもの三種類を、
遠赤外線乾燥と減圧乾燥をしたものが用意されている。
JA東京中央会の水口均さん(江戸東京野菜推進委員会事務局) も参加した。
江戸東京野菜には、練馬大根の他、伝統大蔵ダイコン、亀戸ダイコン、志村みの早生ダイコン、汐入ダイコン、高倉ダイコン、東光寺ダイコンと、色々あるが、他地区での乾燥化についても検討されるようだ。
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中央上の写真、上から、右回りで
乾燥練馬大根の卵焼(細切り)
乾燥練馬大根とひき肉のカレー炒め(乱切り小)
乾燥練馬大根の甘酢漬け
乾燥練馬大根の唐揚げ
乾燥練馬大根葉のけんちん炒め
写真左下、乾燥練馬大根のポタージユ
写真右下、練馬大根の沢庵
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乾燥大根を煮ないで、戻した物を使っているから、食感がいい、
勿論、乾燥大根を戻して煮ても良い。
コンシェルジュの増田純代さんも参加されていた。
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まだ乾燥方法については試験的段階だから主催者は、
それぞれの乾燥方式についてアンケートに答えていただいた。

練馬大根の現状などについて、簡単に話してほしいと云うので、
練馬大根の固定種を栽培ししている生産者が少ない現状を紹介した。
固定種の練馬大根を次世代に伝えていくには、食べることが大切で、
11月〜12月に生産される生産量を増やしていくためにも、
渡戸さんや五十嵐さん達の栽培を支援してほしいと、お願いした。
最後に、渡戸さんが、乾燥練馬大根への期待を語り、
参加者に活用していただくように協力をお願いした。
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今回の「料理教室・試食会」を、江戸東京野菜コンシェルジュの斉藤先生は、当ブログで知り、すぐ、申し込んだそうだ。
斉藤先生は、これまで練馬区やJA東京あおばが主催する料理教室の講師として活躍していて、練馬ならではの「作って楽しい!食べて美味しい切り干し大根!」を子供達と体験学習をしてみたいと、JA東京あおばには提案しているそうで、今回参加してよかったと云っていた。
今後の活躍に期待したい。