2017年02月07日

東京都の若い栄養教諭・栄養職員を対象にした、江戸東京野菜の学習会に招かれた。


東久留米市立第九小学校の寺澤直恵栄養教諭(江戸東京野菜コンシェルジュ) から、電話をもらったのは暮れだったか、
何でも、東京都教職員組合 栄養職員部(吉田孝子部長)では、毎年2月に「2月教研」を行っていて、

ここ数年、東京都では若い栄養教諭・栄養職員が増えていることから、
江戸東京野菜についての知識を学び、新しく江戸東京野菜を小・中学校の食育に取り入れるにはどうしたらよいのかを学習することが委員会で決まったと云うので、講師の依頼があった。

栄養職員部からの依頼は2度目で、前回は2010年2月に伺っていて、熱気あふれる学習会だったのを記憶している。

その後、栄養教諭の皆さんを中心に、2012年8月、第53回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会が、東京で開催されたときに「復活 江戸野菜」のブースを作って、全国から集まった先生方に見ていただいていた。

栄養教諭・栄養職員の皆さんには、復活、普及活動でお力をいただいたものだ。





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2月教研の会場は、麹町のエデュカス東京1階会議で、13時30分より第1部として各地域の学校での食育や江戸東京野菜の取り組みなど、意見交換の交流会から始まった。

皆さんのお話しも聞きたいので、後ろの方で聞かせてもらった。

上の画像をクリックする
吉田部長のご挨拶の後、「2月教研」担当の寺澤先生が授業で使ったとかで、長い守口大根、10キロもあるという桜島大根、聖護院大根、辛いネズミ大根、黒大根等を展示して、皆さんに紹介した。

また、皆さんからは、今日のテーマである「江戸東京野菜」の取り組みなどについて紹介されたが、皆さん良く知っていて、更に良く知りたいという方々が多かった。

皆さんの気持ちが分かったところで、出番が来た。





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テーマは「江戸東京野菜を知ろう」と云うもので、現在「地産地消の仕事人」の肩書を農水省からいただいているが、「〜地産地消の火付け役!」の紹介にはインパクトが強すぎて驚いたが、これもよし、

江戸東京野菜については、各教育委員会の取り組みや、取り組むことのヒントを得てもらいたいと、各校での取り組みを紹介した。

上の画像をクリックする
寺澤先生が実施した、練馬大根を栽培し沢庵にする取り組みを紹介した。
それより前、寺澤先生は東久留米市の学校給食栄養展も行っている。

江戸東京野菜は、歴史文化の話も伝えるとなると、4年生以上が望ましい。
練馬区立光が丘秋の陽小学校の佐藤綾子先生から6年生に練馬ダイコンの話を頼まれ話したが、理解力が違う。「知らなかった!」と質問も多かったことを紹介。

固定種の伝統小松菜と、交配種の小松菜の違いについいても。

また、第五砂町小学校の銭元先生の種を伝える授業も紹介。
栽培した5年生だけが食べられる「ねぎ坊主」の天ぷら。

同校の取り組みを参考に、現在は足立区でも千住ねぎの復活が3校で実施されている。

里帰りした三河島菜も。荒川区の栄養士さんが探してほしいと頼まれたことから発見した。
荒川区立尾久宮前小学校では、鈴木恵理栄養教諭の指導の下に栽培授業を行っている。

部長の吉田先生は目黒区立烏森小学校だと云うので、急遽、目黒の筍の話も追加し、正岡子規の俳句も紹介した。
目黒の中目黒小学校の校章は、タケノコだ。

会場には、午前中に練馬の井之口喜實夫さんの早稲田ミョウガタケの栽培現場を見てきたと云う、新宿区の栄養士さんが見えていて数本持っていたので、皆さんに早稲田ミョウガについても紹介した。


追録
翌日、寺澤先生に皆さんの反応をお聞きしたら、

・青梗菜と小松菜がかけあわされていることを初めて知った。
・一つ一つの野菜に歴史があることがよくわかった。
・江戸東京野菜についてよくわかった。

・各学校のとりくみがわかってよかった。
特に江東区五砂小の「種の贈呈式」は参考になった。

追伸
今回は、23区内の先生方が多かったが、
今度は、多摩地区の皆さんを対象に教研を実施してもらいたいものだ。




posted by 大竹道茂 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等
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