2017年02月26日

子どもたちに笑顔を! 復興支援プロジェクト、最終回は気仙沼市立階上小学校で開催された。


東北地方太平洋沖地震に伴う津波で未曾有の被害を受けてから、早いもので6年が経過した。

被災地の子どもたちの笑顔が見たい、子どもたちが健やかに成長するために支援しようと、三國清三シェフは奔走し、東急電鉄営業本部に協力を要請し、快諾を得た。

これにより、東急グループ各社の支援を得て、被災間もない6月6日に、「子どもたちに笑顔を! 復興支援プロジェクト」が、気仙沼市立階上(はしがみ)小学校を訪れたのが第1回だった。

今回が最後だか、その間、宮城県が2市3町で7回開催され12校、福島県が2回開催で2市2校、岩手県が1回開催で1市1校に伺い、最後には再び、気仙沼市立階上小学校に戻ってきて、トータル11回で16校、4790食に及んだ。





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三國清三シェフは、毎回、小学生を前に「食育講座」を行っている。

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子どもたちに語りかける三國シェフ、
舌には味を伝える味蕾(みらい)があり、12歳頃で完成します。
見る、聞く、嗅ぐ、触る、味わう、の五感は、感じることで脳は刺激されて感覚は敏感になります。

脳が刺激をキャッチすることで、いわゆる感性が宿ります。
味わう、甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、それに「うま味」を加えた五味を味蕾で感じて脳を刺激することが大切です。

感受性が発達することで、周りもよく見ることが出来るようになります。
子供たちは他人に対しての「気づき」「思いやり」「慈しみ」を覚え、個々のこころ気持ちが、ぱっと開花します。

1年生から、6年生へと、味蕾は増えていき、ピークに達します。

今日のお料理は、ハンバーグと、ご飯に2種類のスペシャルソースをかけています。
また、野菜サラダには、オレンジとトマトが入っていて、スペシャルドレッシングがかかっています。
ゆっくりと味わって、五味を感じて食べてください。





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同校の玄関に、2003年頃の階上小学校の全景写真が貼ってあった。
津波の被害は、校庭の先にある水田までで、学校の周りに被害なかったと聞く。

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「子どもたちに笑顔を! プロジェクトの皆さん」への歓迎のメッセージか書いてあった。




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赤坂エクセルホテル東急を、東急バス2台に分乗して出発したのは、22時を過ぎていたが、気仙沼市立階上小学校に着いたのはまだ薄暗い6時前だった。

写真右から、会場設営の指揮や司会進行を行った松木直也氏(豆豆社社長)
東急電鉄営業推進事業部の杉田光治課長補佐、
オテルドウミクニの岡本孝一氏、豆豆社の森川翔太氏、江戸東京・伝統野菜研究会の由井和也氏

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東急グループのスタッフは、打ち合わせの後、会場設営にあたり、横断幕などの取り付けから入った。





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午前中5年生と6年生は、アテネオリンピックで大活躍した大山加奈さんと、ビーチバレーで活躍する妹の大山みきさんたちにバレーボールの指導を受けた。

生徒たちは、12時から始まる「笑顔プロジェクト」に合わせて、会場に入りして始まるのを待った。、

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ステージには、三國シェフを始め、東急グルーブ各社を代表して阿部龍浩部長(中央下)、
日本バレーボール協会、宮城県バレーボール協会、ユナイテッド・スポーツ・ファンデーションなどを代表して、大山姉妹(左下)が、

また、東急ホテルズを代表して、ザ・キャピトルホテル東急の加藤完十郎総料理長(右下)が挨拶をされた。



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ステージが手狭なために、シェフの皆さんはステーシーの下に並んで自己紹介。上の画像をクリックすると拡大

上段左から(以下敬称略)
赤松健二(島根県津和野町「ピノロッソ」)、山口雄三(島根県出雲市「ランコントレ」)、矢野研一(島根県出雲市「レガーレ」)、中川佳(京都調理師専門学校)、相澤健治(青森県弘前市・イマジン株)、山ア隆 (青森県弘前市「レストラン山ア」)、塘泰三(山梨県南都留郡「ホテルマウント富士」)、山口拓哉(東京都港区「六本木ヒルズクラブ」)、宮崎寛之 (山梨県南都留郡「ホテルマウント富士」)、白幡健(東京都渋谷区「渋谷エクセルホテル東急」)、林一哉(東京都新宿区「オテルドゥミクニ」)

下段(以下順不同)
仙台コミュニケーション専門学校・石川一也、高橋光、関雅人、以下学生、佐藤洋平、三浦ゆきの、星達郎、大友佑哉、阿部勇人、錠美月、大河内麻衣、加藤昴大、鹿野楓斗、鹿野真奈美、中井柊斗、松崎生輝、光山泰史、遊佐恭介、横山明日香、和田僚弥、跡部さくら、高橋真也、上平花菜、齋藤夏姫、鹿野喬志郎、白崎ゆき、鈴木僚、




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シェフの皆さんは、持ち場ごとに横一列に並んで、盛り付けていく。
最後に、三國シェフがハンバーグの上に、スペシャルソースをかける。

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サラダにかかったソースは、マヨネーズソースでオレンジ味。

スープはコーンポタージュにクレトンが浮いていた。
デザートはプリン。






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この日を楽しみにしていた生徒たちは、はやる気持ちを抑えながら、クラス毎に「いただきまーす!」

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204名の全校生徒が席に着いた。





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来賓として、気仙沼市の菅原茂市長(右) と、気仙沼商工会議所菅原昭彦会頭(左)
菅原市長は、気仙沼市民を代表して歓迎の挨拶をされた。

2012年の10月に、江戸東京野菜の早稲田ミョウガを、気仙沼の戻りカツオのつまにして食べることで、気仙沼を経済的に支援していこうと云うイベントが行われたときに、菅原市長にお会いしていたので、その時の話をしたら、市長も覚えていて、

「あの時は、新宿区長や早稲田大学の鎌田総長まで出席されましたね!」と・・・・。

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5年生と6年生の席には、一緒にバレーボールを行った、大山姉妹が座った。
また、同校の海原孝校長も6年生のテーブルに座った。

手の消毒は大正クエストの皆さんによって徹底して行われ、生徒たち1人ひとり除菌をしてからトレーを受け取った。





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三國シェフは、全員に料理を手渡した後、生徒たちのテーブルを回って、「野菜サラダから食べなさい!」と指導して回っていた。

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渋谷エクセルホテル東急の白幡健総料理長(上右)、
ザ・キャピトルホテル東急の加藤総料理長(上中)
ホテルマウント富士の塘康三料理長(上左)

三國シェフと談笑するレストラン山崎の山崎隆シェフ(下右)
六本木ヒルズクラブの山口拓哉シェフ(下左)





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6年生が1年生の時に「笑顔プロジェクト」の第1回が階上小学校を訪れた。
今回、当時の写真を壁に貼ったが、その写真を持ってポーズ。
「当時のお料理の味を思い出しましたか」と聞いてみると、彼女は三國シェフの話を良く聞いていて「五味が良く分かりました」とこたえた。

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1年生の時の写真は、6年生にはサプライズだったようで、盛り上がった。

菅原理恵教頭が6年生に、1年生の時に食べた「笑顔プロジェクト」のお料理はどうだったと、前に聞いたそうだが、生徒は「夢のように美味しかった」と、生徒たちは皆さんが来るのを楽しみにしていましたと語っていた。
当時は肉なども手に入らなかったから、ハンバークを食べて笑顔になったようだ。

昨年卒業した一年上の生徒たちは、2年生の時に食べた「笑顔プロジェクト」のお料理を、小学校の思い出文集に何人もが書いていて、中には「体育館がレストランのようだった!」と書いた生徒もいたという。





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記念品の贈呈式
スポーツを通して世界の子どもたちと交流をはかる「ゼビオ」から、バレーボール25個をプレゼント、プレゼンターは大山加奈さん。
東京の世田谷区にある「さざえさん」の長谷川町子美術館よりのプレゼントと、東急電鉄からDVDを、プレゼンターは、阿部部長。

同校からは、生徒代表と、海原校長が、笑顔プロジェクトに感謝の言葉を述べた。

最後に、全員がお礼の歌「充(みち)」を合唱してくれた。
この歌は、互いに震災にあった神戸市立玉津中学校吹奏楽部の生徒達から贈られたもので、素晴らしい詩は感動的だ。




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最後に「笑顔プロジェクト」全員で・・・

追録


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オテル・ドウ・ミクニを始め、ミクニ各店でお客様からの寄付を、海原校長に贈呈。

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写真上は、海原校長、三國シェフ、菅原教頭

午前中、校長室で懇談を行ったが、2012年10月の第4回が気仙沼市立唐桑小学校で開催されたが、当時、同校の校長をしていたのが海原校長で、三國シェフにお会いするのは2度目だという。

追伸


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校庭の周辺を歩いていたら、家庭菜園を見回っていた方に、当時の事を聞こうと挨拶をした。
「どちら様ですかと、逆質」、人気のない所で声をかけたから不振に思ったらしい。

そこで、今日は「子どもに笑顔プロジェクト」で、三國シェフを始め全国から大勢のシェフが、小学校の体育館で全校生徒に料理を提供する、と話すと「三國シェフが来てくれたのか!」、と懐かしそう・・・・・。

何でも現在は成人になった孫が小学3年生の時に、「第3回プチシェフ コンテスト in 気仙沼」で最優秀賞をいただいたんだと云う。

追録

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階上小学校の生徒たちがワカメの養殖体験として種付けし、刈り取ったワカメをお土産にいただいた。

追伸
「子どもたちに笑顔を! 復興支援プロジェクト」実施の経緯はここから


posted by 大竹道茂 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 三國シェフと江戸東京野菜
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