2017年03月12日

伊藤秀雄総料理長が天皇の料理番、秋山徳蔵が料理した「午餐会」のメニューの再現が行われた。


江戸東京野菜コンシェルジュ協会主催のスタディ&カフェは、午前の本荘暁子さんの新宿御苑の成り立ちから、福羽逸人についてのスタディに続いて、新宿御苑レストランゆりのきで、伊藤秀雄総料理長が天皇の料理番、秋山徳蔵が料理した「午餐会」のメニューの再現が行われた。

新宿御苑の発展に尽くした福羽逸人が、宮内庁の大膳頭となった時の部下が、初代司廚長となった秋山徳蔵で、伊藤総料理長は、福羽逸人と秋山徳蔵の縁から、日本を代表する料理人のメニューの再現は、伊藤総料理長も思いを込めて、同レストランのシェフの皆さんとで料理してくれた。





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伊藤総料理長は2014年から、江戸東京野菜を使ってメニューの再現をすると云う、この企画を始めてから、ご案内するとぜひ参加したいという方々で、満杯になる。
これまでのお料理を紹介すると、


今回は、大正4年11月の午餐会メニューと、大正9年5月の午餐会メニューから選んで、江戸東京野菜を使って再現された。





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上の画像をタップするとメニューと資料





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オードブルの取り合わせ
自家製スモークサーモン、自家製鴨のスモーク、小海老のマリネ

食材の江戸東京野菜は
三鷹市の冨澤剛さんののらぼう菜と、伝統大蔵大根に、
練馬の井之口喜實夫さんが栽培した早稲田ミョウガタケ

上の画像をタップする。







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海老のポタージュスープ

食材の江戸東京野菜は
小平市の宮寺光政さんが栽培した拝島ネギ、
小平市の岸野昭さんが栽培した滝野川ニンジンと、内藤とうがらし

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牛肉の焙り焼き、柚子胡椒添え
内藤とうがらし

土垂里芋のフリット
土垂は280年の歴史ある岸野家に伝わる里芋。





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内藤とうがらしの柚子胡椒もろみ

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牡蠣のパネフリー






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伊藤シェフが、江戸東京野菜を使ったディスプレーを作ってくれた。

内藤カボチャ、内藤とうがらし、早稲田ミョウガタケ、のらぼう菜
東京ウドは、立川の須崎雅義さんの栽培したもの、

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季節のサラダ 丸花壇仕立て
東京うど 内藤かぼちゃ

ごはん梅花仕立て
谷中生姜 早稲田ミョウガタケ

ピクルス
伝統大蔵大根の3種

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滝野川ゴボウのガトーショコラ
御苑ゆかりの苺添え

滝野川ゴボウ、内藤とうがらし

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伊藤シェフのお料理には、いつも楽しみにされている方が多い。

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上原理事の進行で、ゲストを紹介。
八王子の伝統野菜・高倉ダイコンの生みの親、原善助さんの孫にあたる原由美子さんと豊さんご夫妻。
先代の元治さん(善助さんの息子)に仕えた豊さんは、当時の事を紹介してあいさつに代えた。

上の画像をタップする
江戸東京野菜コンシェルジュ協会顧問の向笠千恵子先生が初めて参加された。(写真左上)

小金井の飲食店として、江戸東京野菜の普及に取り組む新しい形を作り出そうとしているチェリオの滑川一美さん。(写真左下)

国民公園協会新宿御苑の江原満理事支部長(右上)も様子を見に来られた。





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左から、伊藤シェフ、山中祐樹シェフ、原田なつみシェフ、横山巳弥子シェフ

シェフの皆さん、ありがとうございました。


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