「ひょうごの食シンポジウム」の会場で、田辺大根ふやしたろう会の谷福江世話人に、久しぶりにお会いした。
谷さんとは、2013年12月に、宇都宮大学で開催された「だいこんサミット2013」で、ご一緒していて、当日は展示用に田辺大根を持ち込み、皆さんに説明されていたのを思い出す。
田辺大根ふやしたろう会は、地元田辺地区にお住いの谷世話人など12−3人の会員で、復活してから17年になるグループ。
一人ひとりが、その思いを広く伝えるべく熱心に活動している。
会場の入り口で、担当の武幹事を探してうろうろしていたら、谷さんが声をかけてくれて、田辺大根レシピ集Vol 2をいただいた。
このレシピ集、東住吉区役所が発行していて、行政を巻き込んだ取り組みに発展している。
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レシピ集によると、
田辺大根は、江戸時代から現在の東住吉区田辺を中心に栽培されていた大根です。
大正から昭和にかけて農地が減少したことより幻の野菜となっていましたが、近年、種子が発見され、地域の人達 の協力で「なにわの伝統野菜」として復活しました。
白首で、根部分は標準で長さ20センチあまり、筒状のハムのような形でやや下膨れで、先端にネズミのシッポのような根が伸びます。
葉は根部分の2倍以上に育ち、とげもなく美味しく食べられます。肉質は徹密で生で食べると辛味の中にほのかな甘味が感じられます。
煮炊きしてもしっかりして煮崩れやカサ減りが少なく辛味が甘味に変わります。
漬物などにしても 歯ごたえがあり大根のうまみが感じられます。
田辺大根ふやしたろ会のHPはここから
谷さんは、私が来ると云うので、お土産まで持参してくれていた。
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このお菓子、田辺大根の汁や葉入り生姜味の羊羹を、米粉に山の芋を加えたフワッとしたカルカン生地でサンドしてある。
初めての食感で美味しくいただいた。
松屋(06−6621−2675)の御主人の松井和雄さんも熱心な方で、谷さんの希望などもかなえてくれて、この大きさになったとか、今では名実ともに大阪の銘菓になったようだ。
谷さん、ごちそうさまでした。