先月、東京ウドの軟化栽培の現状を見たいということで、江戸東京野菜コンシェルジュの皆さんをお連れしたことは、当ブログで紹介した。
伝統野菜は、季節限定だが、独活などの軟化栽培は比較的人為的に栽培することが出来る。
休眠中のウドの根株を必要な時に、穴倉に入れて栽培するものだが、
井之口喜實夫さんの栽培する、早稲田ミョウガタケも同じで、休眠している早稲田ミョウガの根株を、半地下の苗床に植えてから、踏み込んだ落葉の発酵熱で発芽を促すというもの。
今年は、2月から出荷が始まって、7日、8日に開催された第6回「更科堀井 冬の会」〜更科蕎麦と江戸東京野菜を味わう〜で、皆さんに江戸甘味噌で食べていただいた。
そして、2月には新宿区立の小・中学校30校の学校給食に出されたりもしている。
今回も、江戸東京コンシェルジュ協会の役員から、案内してほしいと云うので、井之口さんの了解を得て、10日午後に伺った。
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このところの陽気なのか、シートをどけると、黄色く柔らかい葉が網につかえるほど伸びていた。
参加者は、初めて見るミョウガタケの様子を盛んにカメラに収めていた。
このミョウガタケは、13日から17日まで東京都庁第一庁舎32階南側の食堂で行われている、〜江戸東京野菜を食べよう〜! 、で料理されている。
井之口さんは、今度はミョウガの子(花芽)の栽培をするためにミョウガの芽株を保存してある場所を掘り起こして見せてくれた。
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何本かの地下茎を小分けにして埋めてあったが、すでに休眠が解けたようなものもあった。
今年は、屋敷まわりの近いと所にーで栽培すると語っていた。
井之口さんは、本来のキャベツの定植で忙しい時期だったが、我々が伺たことで、後継者の勇喜夫さんが、乗用の定植機を操作していた。
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井之口さんは、色々と江戸東京野菜を栽培しているが、この季節は後関晩生小松菜を栽培していて見せてくれた。
最近人気の、パクチーも栽培されていたが、市場から依頼されたものだという。
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井之口さんから、試食用に1本いただいたところで、上原理事が持参した豚味噌をつけて、みんなでかじったが旨い。
帰りには、全員が早稲田ミョウガタケを購入した。
井之口さんのお宅に伺うのが午後と云うことで、皆さん近くの小料理石井で昼食をとると云うので、仲間に入れてもらった。
小料理石井の話題としては、先日、刺繍の話題を当ブログで紹介したが、その確認もしたいと思っていたからだ。