11日、「ひょうごの食シンポジゥム」に招かれていたが、12日は亀戸の「福分けまつり」に出席するために、新神戸6時9分発ののぞみに乗って9時半に、会場の香取神社にたどり着いた。
同神社のイベントも年々盛大となって、今年で18年目を迎え、江戸東京野菜による地域興しとしては、他の模範となっている。
今年も地元の小学校、幼稚園などが、丹精込めて栽培した亀戸大根を、奉書などに包んで祭壇に奉納された。
祭壇の奥に、梢越しにスカイツリーが透けて見える。
収穫祭の式典は、香取宮司の祝詞奏上、厳粛な中で執り行われた。
玉串奉奠もご指名をいただき、式典は滞りなく執り行われた。
その後来賓の祝辞で、トップでご指名をいただいたので、
これまでの経過について簡単に紹介をさせていただいた。
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この、福分けまつり、平成9年、亀戸大根の江戸東京・農業説明板を同神社の境内に建立させていただいて今年で20年。
地元の亀の会の皆さんが、ここが亀戸大根の発祥の地だったのかと、平成11年に福分けまつりが始まり、今年で18年になる。その年、割烹亀戸升本は福分けまつりの象徴として亀戸大根の石碑を建立している。
会場には若い保護者の皆さんが多かったので、この亀戸大根は種を通して、命が江戸の昔から、伝わってきている野菜だということを紹介。
現在、多くの野菜は交配種で、種が採れなかったり、採れても同じ作物ができない、種屋さんが育種した野菜で、亀戸大根は次代に伝える亀戸のレガシーであることを紹介して、ご挨拶に代えた。
お願いしている。
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写真(上左)の左が、亀戸観光協会の福地憲一会長。
福地会長には、今年もお招きいただいた。
亀戸大根を戴くために、行列ができた。
江戸東京野菜コンシェルジュ協会の納所二郎理事長、
松嶋あおい理事も行列に並び亀戸大根をいただいた。
又、参詣者に振舞われた亀戸大根の福分け味噌汁と升本の亀戸ダイコン饅頭を戴こうと、行列は参道の鳥居の方まで並んだ。
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頂いた饅頭や亀戸大根の福分け味噌汁は、境内には緋毛氈が敷かれた床几に腰かけて大勢の参詣者が食べていた。
下町探偵団の鈴木祥元さんが、下町に伝わる江戸東京野菜に興味を持っていただいたので、江戸東京の農業説明板が、江東区2、墨田区2、台東区1、荒川区2、江戸川区2、葛飾区5、足立区3で、計17カ所設置してある。
一つひとつ探検して紹介してもらいたいものだ。
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毎年、福分けまつりの資料を事前に送ってくれる喜連川覚さんと奥様の麻理女将(写真右下)のお店「醗酵文化応援団」090−8809−1585は香取大門通り勝運商店街の中ほどにある。
亀戸駅のホーム脇にある亀戸大根の畑からも、奉納された。
駅ビルのアトレ亀戸店からは、山田智士主任(左)、安田貢記副店長、齋藤大弥さん、佐藤敬子店長が同店屋上菜園で栽培した亀戸大根を奉納。
江東区立水神小学校の3年生(左上)の「亀根プロジェクト」の生徒たちが、チラシとバッチを作って、境内の参詣者に配っていた。

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会場では、亀戸駅ビルのアトレに亀戸升本が「勝運すずしろ庵」
をオープンしたとチラシも配られていた。」
追録
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いただいた亀戸大根を、納所理事長は、
「WBCを見ながら鍋をと思いつき、こんな料理になりました」
と写真添付のメールをいただいた。
3月11日には香取神社に伺って見たいと思っております。