先日、高円寺の居酒屋「うおこう」の女将・松井つるみさん(江戸東京野菜コンシェルジュ) が、鎌倉大根の畑を手伝いに行ったという話を紹介したが、
その松井さんが、東京都市大学の二子玉川 夢キャンパスで多摩川のウグイの産卵場所見に行った時に小学生に、このあたりに生えているのがハマダイコンだと教えてもらったと、連絡をくれた。
鎌倉大根を紹介してから、東京にはないのかとの問い合わせも多いことから、松井さんにその場所に案内してもらった。
東急・二子玉川駅で待ち合わせをして、野川と多摩川が合流するあたりにある兵庫島方面に向かうと、新堤防の斜面には、一面ハマダイコンの花が咲いていた。
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写真右下は二子玉川駅ホームが野川の上までのびている。水辺にはヨシが伸びていてそのあたりに、ハマダイコンはない。

二子橋と第三京浜道路の間、新堤防の中間は、堤防が整備された時に引き抜かれたらしくて、ハマダイコンは生えていなかった。
途中、松井さんとハマダイコンの話をしていたら、川向こうの川崎にお住いだと云う平野さんという方が話しかけてきた。
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毎年、抽苔したハマダイコンを菜花として詰みに来るそうで、昨年は3月3日に花が咲いたそうだが、今年は3月16日と2週間遅れたと語っていた。
ダイコンの莢が美味しいことも知っていて、探していたが、まだ莢はできていなかった。
紫色の薄い花、濃い花等いろいろだが、数カ所で真っ白な花も咲いていた。
1974年(昭和49年)8月、台風16号の接近に伴って、狛江の河川敷にあった家が流されたことがあったが、その時のものかは定かではないが、
新堤防の高さまで、水位が上がったようで、ゴミが梢についていた。
二子玉川ライズの屋上ビオトープから二子玉川駅方面を望むと、すぐ下に緑の多摩川土手(堤)が延びているが、白いハマダイコンの花が見て取れる。
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多摩川土手の内側、新堤防との間の河川敷に住宅が建て込んでいた。
多摩川土手の桜並木に沿って多摩川堤通りが走っているが、ハマダイコンが満開だった。
今回、二子玉川駅から第三京浜国道までの間を見て歩いたが、下流域の大田区あたりでは六郷橋の付近に残っているようだが、いつか確認しようと思っている。
ネットで、多摩川とハマダイコンで検索すると、満開のハマダイコンの写真が投稿されていた。