2017年04月16日

出雲おろち大根の店「山太」で、オーナーの森山太史さんがつくった出雲うどんをいただく。


昨年の11月に実施した第2回 鎌倉大根収穫祭で、鎌倉だいこん未来研究クラブの井出朋子さんが、先進地の出雲のご出身だったので、出雲の情報を取り寄せていただいたことは、当ブログでも紹介している。

今年2月に、神奈川県農業技術センター三浦半島地区事務所の原康明研究課長は、島根大学が取り組む「出雲おろち大根」の調査に、同大植物育種学研究室の小林伸雄教授を訪ねていて、3月には小林教授がお仕事の合間に鎌倉の「福来鳥」に訪ねる予定があるということを教えていただいた。

こんな双方の動きもあり、井出さんの情報もあることから、機会を見つけて出かけてみようと思っていた。

そんな折、家内が足立美術館に行ってみたいというので、桜のシーズンに行ってみようと大手旅行社のツアーに申し込んでいた。

ツアー2日目、足立美術館での鑑賞の後、12時に出雲大社に着いたが小雨が降り続いていた。

昼食と参拝で2時間の余裕があった。
事前に「食の縁結び市場山太」と、「日本料理 おかや」 を調べたが、歩いて行けるのは「山太」だったので、店主の森山太史さんに電話を入れてから伺った。




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神門通りの、土産店や出雲そばを出している店が並んでいるあたりを通り過ぎて、しばらく歩いたが、店の前に森山さんが出て待っていてくれた。

出雲の郷土食「出雲そば」について、江戸ソバリエ協会のほしひかる理事長に伺った。
江戸そば以前の田舎そばで、そばの甘皮まで一緒に挽いたそば粉だから黒ずんでいる。

江戸そばは本枯節(鰹節) で出汁をとるが、出雲そばは、あご(飛魚)で出汁をとり、薬味として、ゴマ、海苔、陳皮、青ネギなどを入れた、ぶっかけそばだと教えていただいた。

そばの文化が進化してきた江戸そばと比べると、取り残されて郷土食となっていったそばで、秋田のわんこそばもその一つだという。

森山さんに、初対面の挨拶をしてから、さっそく「出雲そば」を注文すると、当店は、出雲の昔ながらの手打ちうどん「出雲うどん」です、と云う。大きな間違いをしていた。

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気が付かなかったが店の前に、2016年4月3日の朝日新聞日曜版「たべぶら」に、 “「出雲うどん」大社そばでなぜ” “縁が結んだ「褐色の麺」” の掲載紙のコピーが貼られていた。





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見た目には細くて「そば」のようだが、食べてみると褐色の「うどん」でコシもあり、小麦の香りも、もちもち感もよく、旨い!!。

そばの文化は、すするようになってから、どんどん細くなって、今の形があるようだが、出雲うどん愛好会のアドバイスでどんどん進化しているようで、森山さんの、努力の結晶だ。

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うどんには、薬味として青ネギと、紫色のおろち大根が添えられていて、別に小皿に乗ったおろち大根が添えられていた。

うどんに乗せて食べたらいいか、汁に溶かしていただくか、両方を試してみたが、両方とも十分おいしかった。

辛み成分イソチオシアネートは、揮発性ために30分ぐらいで、辛みが飛んでしまうが、30分もかけて食べるわけではないので、そば湯のように、ゆで汁をもらって飲み干したが、十分辛くておいしかった。





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みぞれソースを商品化している。

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紫いろの大根は、レモンをかけると、酸に反応して、ピンク色に変わった、これもお客さんに興味を持っていただくための手法。






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小林教授から配布された種で栽培が始まったころは生産者は20人もいたが、収穫されたおろち大根は色々で大きなおろち大根も収穫されていたと云う。

森山さんの、出雲おろち大根は、お父さんが栽培をされているが、栽培技術も向上して、肥料をたっぷり入れることでかなり太いものが収穫されるようになっていて、最高4キロのものまで収穫されていると云う。

枝根は切り取ってあるが、これらから先に使っていて、捨てることはないようだ。

森山さんは、利用店の拡大と、みぞれソースなどの商品開発に、努力されている。

出雲そばを扱っている、ソバ屋さんにも、納品されている。

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おろち大根用の倉庫を見せてもらったが、2月に掘り出したおろち大根がしまってあったが、7月まで持たせるという。冷蔵されていた擂った大根は、みぞれソース用に使われるとか。

追録


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今回のツアーは、新幹線で岡山下車、バスで倉敷へ
生憎、エル・グレコの「受胎告知」の絵画を所有する大原美術館は月曜日で休館だったが、

ギャラリーたけのこ村で備前焼で陶芸活動をされている藤岡全昭先生にお会いして、記念に酒器を購入することができた。
藤岡先生は今年90歳だそうだが、かくしゃくとされていた。

倉敷は国産ジーンズの聖地だそうで、ジーンズの生地を使った前掛「五穀豊穣」があったので、いつか使おうと購入した。

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鶴形山にある阿智神社の桜も満開で見下ろすと倉敷の家並み。





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2日目は、大山ロイヤルホテルから、足立美術館へ

創設者足立全康は「庭園もまた一幅の絵画である」
部屋から絵画のように、庭園を切り抜いている。

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四季折々に、5万坪の庭園は変化する。
秋になったらまた来たいところだ。

同美術館には、横山大観をはじめとする
近代日本画、現代日本画、陶芸の美術品が納められていた。







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森山さんの店「山太」から戻って家内と合流、少し時間があったので出雲大社に参拝。
出雲大社特有の参拝は、二礼四拍手一礼で行った。

この後、バスは広島へ、宿泊はANAクラウンプラザホテル広島。





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数年前に亡くなった福隅敏昭さん(葛西市場江東青果) の実家が宇部で、大学時代に遊びに来いというので、最近も飲み会を企画してくれている清水紀彦さん(三菱農機) とで4年の時に途中下車して来て以来だから、50数年振りに橋を渡った。

満開の桜が美しい錦帯橋






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あの時は、宮島や秋芳洞にも行ったが、

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世界遺産となった厳島神社は観光客の数は昔とは大きな違いだ。
満潮の時間で鳥居が美しかった。





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宮島での昼食には、牡蠣の酒蒸しと生ビールを注文、締めに牡蠣うどんを選んだ。
たっぷりの牡蠣が入っていた、店の前ににぎり天の店、ゴボウを注文。

この後、15時頃の新幹線で広島を発って東京へ



posted by 大竹道茂 at 00:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話
この記事へのコメント
先日は遠くからご来店頂きありがとうございました。
まだまだ未知の可能性を秘めたおろち大根です。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
Posted by 森山太史 at 2017年04月16日 15:14
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