新JA東京南新宿ビルが竣工されたが、17日、1階に開設されたJA東京アグリパークのオープニングセレモニーが開催されご案内をいただいた。
JA東京アグリパークは、これまで江戸東京野菜の普及宣伝の拠点として、活用させてただいていたが、2014年から耐震構造ビルへの建て替え工事が行われていて、このほど竣工の運びとなったもの。
セレモニーには、公務多忙の中 小池百合子東京都知事も出席され、須藤正敏JA東京グループ各連会長と共に鈴割の綱を引いた。
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新宿駅南口から5分足らずの会場はテレビカメラをはじめ報道機関各社のカメラマンが詰めかけ、ただならぬ雰囲気に何事かと驚いたが、都知事がみえるというので納得した。
小池都知事が予定の時間に席についたところで、オープニングセレモニーが始まった。
開会にあたり主催者を代表して須藤会長が挨拶をされた。
JA東京アグリパークは、東京都をはじめ、列席の皆様のご支援のもとに、JA東京グループが総力を挙げて開設する農業の情報発信拠点で、東京ばかりか、全国の農業情報を発信する場としてもご活用いただきたい・・・・。
また、JA東京アグリパークは、単なる農産物の直販所でもなければ、アンテナショップでもありません。
東京における都市農業そして、JAグループの明日への取組を皆様に紹介し、私達の想いをお伝えする窓口であります。と述べた。
特に、ステージの両サイドに飾られた、わかりやすい東京の野菜として江戸東京野菜についても紹介をいただいた。
小池都知事は、東京アグリパークが、東京農業の発展のために機能することへの期待を述べた後、都民ファーストとして活用されるようにと述べた。
また、江戸東京野菜について触れ、議員時代には練馬大根引っこ抜き競技大会に毎回参加されていて当ブログでも紹介しているが、練馬大根の播種は、農家支援者の畑で実施した経験を披露、間引きした練馬大根をみそ汁に入れて食べ、美味しかったとも語った。
東京オリンピックにも触れ、世界の選手に食べていただくには、農業生産工程管理手法の1つ「JGAP」を取って、江戸東京野菜に付加価値をつけるように、東京都と生産者が連携をとっていきたい。
ヒートアイランドにも触れて、農地を残し緑被率を高めていくようなことにも予算をつけていきたいとも・・・
来賓には、JA全中の奥野長衛会長をはじめ、東京都選出の国会議員、都議会議員、農業関係機関の代表など
、80余名が招かれていた。
ステージ横に展示された東京都産野菜の中には、江戸東京野菜の「東京ウド」「タケノコ(孟宗竹)」「奥多摩わさび」「ノラボウ菜」なども並んでいた。
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16時からは会場を3階に移動して、祝賀会となったが、同ビルを管理する一般社団法人東京農業会館の平野聡専務理事(写真右)と、JA共済東京都本部の城田恒良副会長にお会いした。
城田副会長はJA東京中央の代表理事組合長で品川区、大田区、新宿区、中野区、世田谷区、杉並区の城南地域がテリトリー。
江戸東京野菜も、品川カブ、城南小松菜、馬込半白キュウリ、馬込三寸ニンジン、内藤トウガラシ、内藤カボチャ、早稲田ミョウガ、鳴子ウリ、伝統大蔵ダイコン、下山千歳白菜、高井戸キュウリ、タケノコ(孟宗竹) などがあり、組合長にはご理解をいただいている。
また、平野専務には、新年早々活用について要請している。
ビルの前では、江戸東京野菜推進委員会でお世話になっている、島田幸雄部長と五十嵐匠主任が来賓の案内などスタッフとして汗をかいていた。
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当日の新聞には4月23日(日)までのオープニングイベントの広告が掲載された。