2017年05月06日

「鎌倉だいこん未来研究クラブ」の菜園で、採種の勉強会が専門家の指導で行われた。


「鎌倉だいこん未来研究クラブ」から、何度か報告をいただいていた。
大根料理の店「福来鳥」の畑には鎌倉大根の花が咲き競い、4月14日、畑のわきのソメイヨシノも満開だった。

由比ガ浜の浜ダイコンも観光客の目を引いているが、桜の花が咲き始めた頃から5月の連休明けまで十分に楽しめる。





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鎌倉大根は、2015年に初めてタネをまき、2016年に同菜園で初めて採種し、その種で鎌倉市の農家・山森金雄さんに昨年栽培してもらっている。






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今年は、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」では、本格的な採種の勉強を行った。
4月23日の日曜日に、神奈川県農業技術センターの原康明研究課長がみえて、採種の方法を教えていただいた。

採種する花軸に咲いている花や咲き終わった花には、素性のわからない花粉がついている可能性があるので、すべてむしり取る。

大根は自家不和合性であることから、同じ株では結実しない。
採種には2本以上の大根が必要と云うこと。

開花寸前の花を選び、その花粉が付かないように、おしべを取り除き、めしべだけにしておいて、別の株の開花寸前の花のやくからピンセットで花粉を取り出し、おしべを取り除いた花のめしべの柱頭に付けて、受粉が完了。

受粉が終わったものは、支柱を立てて安全のために袋をかぶせた。

その後、順調に莢になって太りつつある。
posted by 大竹道茂 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝説の鎌倉大根
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