2017年05月04日

久しぶりに、タケノコの皮に梅干し入れてチュウチュウしちゃった。


先日、八王子の立川太三郎さんの竹林に伺ったことは報告したが、立川さんが掘る手を休めた時、幼い頃、タケノコの皮に梅干しを包んで、隙間からチュウチュウ吸った話で、二人で盛り上がった。

昭和30年代初めの頃、物がない時代だったが、タケノコの季節になるとあれが楽しみで、その思いを共有して盛り上がったもの。

そんな話を、先日開かれた更科堀井の「春の会」で、江戸ソバリエ協会のほしひかる理事長、松本一夫さん( 江戸ソバリエ・ルシック)、アトリエグーの林幸子先生に、当然知っているものと思って、話題に出したら、皆さんシラッとして、「何それ知らない」という。

ほし理事長は九州、林先生は関西だから、関東の食文化なのだろうか、知っている人は教えてください。





1-1.PNG

このシーズン「筍の飯」が食べたくて、「ファーマーズセンター みのーれ立川」に行ってみたら、9時の開店前から長い行列ができていた。

上の画像をタップする。
その多くの人がまず、タケノコのコーナーに向かったが、しばらくしてその前が空いたところで写真に撮った。
山ほどあったタケノコは、半分ぐらいになっていた。

昨年までは「江戸東京野菜のタケノコ」 のポップがあったが、担当者が変わったようで今年は無かった。





2-1.PNG

高校まで目黒で育ったが、江戸から明治にかけては「筍は目黒に限る」と言われていて、正岡子規や弟子の高浜虚子も筍飯の句を詠んでいる。

姉や兄が通った、目黒区立中目黒小学校の校章は筍だった

東横線自由が丘駅近く、目黒の杉村昇一さんのお宅には今でも竹林が守られていて、今年は裏年だが毎日10本ぐらい出ているとのこと。

上の画像をタップする
小学生の頃の話だが、このシーズン毎年筍飯の日には、タケノコの皮に梅干しを包んで、これをしゃぶった。

タケノコの皮に熱湯をかけると、皮に生えている産毛が取りやすく、梅干しの酸が馴染みやすくなる。

中に入れる梅干しは、果肉だけを入れる場合と、種ごと入れる場合があるが、種を入れたほうがボリューム感があって、口に入れたときの感触が良く、好んで種ごと入れていた。





3-1.PNG

角から出てくる梅干しの果肉をチュウチュウ吸う、角を吸うだけでなく、タケノコの皮のエキスも吸うことで、皮がピンクに染まっていく。

上の画像をタップする
果肉がなくなれば、追加の梅干しを入れた。

小一時間しゃぶっていたと思うがどちらが先に赤くなったかを、友達と競ったこともあった。

果肉も吸いつくし、筍の皮が赤くなったところで、最後に、皮の繊維に沿って縦に裂いて、ガムのように噛んで、竹の味と酸味を吸いつくす。

これも、幼い頃を思い出す素朴な食文化の一つだ。

追録

後日、思い出を共有できる方からメールをいただいたので紹介する

「筍の季節、私にも竹の皮に梅干しを包みチュウチュウ吸って遊んだ思い出はあります。
三角にしてカドから吸うと梅干しの味と若い竹の皮の香りと握る手のウブゲの感覚は忘れません。

友達もそれぞれ片手に持ってチュウチュウ吸って、誰が最後まで梅干しが残っているとか……強く吸えば酸っぱく早く終わってしまいます。
いつまでも長く楽しんでいる子供もいて羨ましかったりしたものです。

北多摩郡小金井町の時代です。
私の住んでいた家の竹やぶは小さくなっていますが今年も竹の子は出ているでしょう。

住まいの後は第2はけの森公園となっています。
従兄弟が生まれた記念に植えた88年経たタイサンボクがそろそろ咲き始める季節です。齊藤朝子」


教えていただいてありがとうございます。
posted by 大竹道茂 at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | タケノコ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック