先日、西東京市にある東大付属生態調和農学機構(旧東大農場) に農場職員の手島英敏さんを訪ねた。
2010年に、付属生態調和農学機構となったが、景観からして東大農場の方がしっくりする。
手島さんと親しくさせていただいたのが、2012年で、江戸東京野菜の栽培が始まった時だ。
当時は、都市計画道路が農場を分断する形で計画されていて、
東大では多摩農場を千葉県検見川地区へ移転する予定だったが、神奈川県の(元)附属農場二宮果樹園と千葉県検見川地区の(旧)附属緑地植物実験所を田無地区へ移転することが決定し、
農学生命科学研究科・農学部のフィールド教育研究拠点として整備することになった頃で、将来的には西東京キャンパスに変更すると住民説明会で伺っていた。
久しぶりに伺ったが都市計画道路にかかる施設の移転などが進んでいるようだった。
今回伺ったのは、今年江戸東京野菜の取り組みについてどんなものを栽培しているのかを見せていただいたもの。
手島さんは、大豆をいろいろと集めていて、東京の地方名が付いたものも持っているが、今回は江戸東京野菜を見せていただいた。
雑司ヶ谷ナスと寺島ナス、それとナス科の内藤トウガラシの苗を作っていた。
伝統野菜をどのようにして守っていこうか、一昨年、
馬込半白キュウリと馬込三寸ニンジンのタネをお預かりいただいたが、
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馬込半白キュウリと、高井戸半白キュウリが、各々台木に接ぎ木の実験がされていた。
圃場では、馬込三寸ニンジンの種採用の栽培がおこなわれていた。
少し干ばつ気味で、生育が遅れていた。
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千住ネギもすでに採種が始まっていた。