2017年06月05日

金婚の豊島屋酒造で江戸酵母で仕込んだ「江戸酒王子」と出会った。江戸東京野菜料理とのコラボが楽しみだ。


昨年だったが、東村山市恩多の野火止用水脇で江戸東京野菜を栽培している久野稔晃さんから、地元の酒蔵豊島屋酒造で蔵開きがあるからと誘われたが、生憎先約があって失礼したことがあった。

今年、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の新年会が、押上「よしかつ」で行われたときに、唎酒師の資格を持つご主人の佐藤勝彦さんが、厳選したお酒を集めているが、豊島屋酒造の「屋守(おくのかみ)」を勧められて、気に入ってしまった。

また、4月に更科堀井で行われた「春の会」では、料理研究家の林幸子先生が、奥多摩わさびでわさび漬けを作るのに、酒粕は、東都のれん会の「豊島屋本店」から取り寄せますと、堀井良教社長。
もちろんわさび漬けは美味しかった。

同じ、江戸時代創業の同店から取り寄せた。そんなご縁が続いたことで今度蔵開きがあったら案内してほしいと久野さんに依頼してあった。




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義兄が東村山に住んでいるから詳しいはずだが、豊島屋酒造には行ったことがなかった。
案内してもらったら、府中街道を梅岩寺方面に行く途中の久米川辻を右に曲がって少し行ったところだった。

今回買い求めたいヤモリが描かれた「屋守」のこも被りが目に入った。

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第15回 呑み切り一般公開」は、入り口のテントで入場料を払うと、唎猪口と水のペットボトルが手渡される。





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会場では、4ヵ所に唎酒コーナーが用意され・・・・

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入ったところで、まず銘々がもらった唎猪口を出して、純米吟醸原酒と純米原酒、そして特選原酒をチビリ。

購入を希望する場合は、タンクから直詰してもらえる。




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始めたころは、無料だったので久米川辻あたりまで行列ができていたそうで、入場料をとるようになっても金婚のファンで蔵の敷地内はごった返していた。

金婚の名は、大正天皇のご成婚の時期に、豊島屋本店が酒造りを始めたことから「金婚」になったという。
発売元が豊島屋本店で、製造元が豊島屋酒造となっている。お正月に頂く明治神宮の御神酒も金婚だ。

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ゆっくり味わいたいというお客が多く、味について語り合ったりしているお客もいて、行列がなかなか進まない。

初代十右衛門の名をとった「特別純米酒 十右衛門 中取り生原酒」を担当の羽生さんが勧めてくれた。





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久野さんが知り合いの営業部・高橋拓さんを紹介してくれたので名刺交換。
高橋さんには、江戸東京野菜については、承知をしていたので、押上「よしかつ」の話をしたら、よしかつの佐藤さんは今日来ていると思いますとのこと、

また、更科堀井の話をしたら、江戸酵母の新製品ができたことから、近いうちにコラボをやりませんかと、高橋さんからお話をいただいた。

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「今回発売された新商品の「江戸酒王子」は、東京産米(八王子産)と江戸酵母、
個の酵母「1907年(明治40年)に東京帝大の中沢亮活が分離した酒精酵母です。

彼の父、矢部の発見した最初の酒精酵母と共に国際的に知られましたが、その後は
100年間、酒造りに使われることなく、東京農大に保管されていたようです。」 

「甘く酸味のある味わいを、どうぞお楽しみください。」と、担当の渡辺さんが勧めてくれた。


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帰りに、「屋守」を求めると、今日は金婚ブランドで、「屋守」は別ブランドで販売していることから置いていないという。

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1907年生まれの江戸酵母で仕込んだ「純米吟醸無濾過原酒 金婚江戸酒王子」と「山廃純米無濾過生原酒」の2本を購入した。






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帰りがけに、久野さんが親しくしている営業の川上一宏さんとバツタリ、名刺交換。

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久野さんが、これも旨いからと「純米みりん心(糖類無添加)」を買ってくれた。

久野さんお世話になりました。

追伸

よしかつの佐藤さんも来ているはずだと、高橋さんが云うので、佐藤さんの携帯を呼び出すと、急に予約が入ったもので行けなかった云う。

佐藤さんは、江戸酵母の山廃純米は、知っていたが「江戸酒王子」は、買いたいと残念がっていた。

唎酒師としての佐藤さんに江戸酵母について尋ねると、江戸酵母は酸味の利いた甘い酒で、常温では口当たりはむしろ重い感じだが、お燗にすると、口当たりは軽くなり飲みやすくなる。
江戸時代の呑み方が見えてくるという。

酸味と甘みがあることから、当時の酒の肴は、醤油と酢との調和した料理、
ナスの揚げ浸しのようなものが良く、江戸東京野菜とのコラボは面白いという。 

佐藤さんは、黒蜜のかかった葛餅や落雁など、甘みと酸味の調和にぴったりだとも言っていた。

佐藤さんは今回発売された「江戸酒王子」の味を聞いてきたが、雑味がなく辛口の白ワインのようですと答えた。

吟醸酒をワインのようだと表現する場合もあるが、これは別物で、ラベルに Junmaiginjo EDOSAKEOJIと横文字を入れた意味も分かった。

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6月5日、唎酒師の佐藤さんから専門的なメールをいただいた。
何でも、豊島屋本店で、金婚「東京酒王子」を入手できたとかで、以下了解を得てメールを紹介する。

金婚「東京酒王子」につきましてテイスティングできましたので詳しくお伝えいたします

alc.13
原酒ではなく一般に言われる低アルコール系 生酒ではなく火入れのタイプです。
純米吟醸酒、日本酒度 −24(数字上かなり甘め)、酸度 5.1(かなり酸っぱい)

香りはやや弱く、シンプルな印象
ハーブ系の爽やかな香りと麹由来の甘みを連想させるふくよかな香り
具体的な香りとしてみりん、グレープフルーツの白皮、レモングラス、月桂樹など、
熟成由来の香りは無し。

アタック(口に含んだ時の印象)強く、複雑性は中程度。
甘辛度は中程度。酸味がなければかなり甘く感じるはずです。
前半はボリューム感のある酸味が来て後半ふくらみのある旨みと甘みが感じられます

余韻はやや長い印象で軽快な旨みが残っていく感じです。

山廃純米江戸酵母に比べアルコール度数も低いこともあり現代的な印象です。
飲み方も冷やすとよりシャープな印象でぬるめの燗にすると甘みが引き立つ味わいです

香りは強くないので白ワイングラス用の小振りなグラスが最適です。
薄いガラスのグラスがおすすめです

合わせる料理としてはトマトの酸味を活かしたガスパチョや豚しゃぶの冷製のポン酢等がおすすめです。
オリーブオイルより米油を使った方がお酒の味を引き立てると思います。
くずもちも結構いけると思います。(黒蜜たっぷりめで)

よしかつでも入荷できることになりました。

と喜びのメールだった。
posted by 大竹道茂 at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報
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