杉並区立成田西ふれあい農業公園で、江戸東京野菜の勉強会があった。
同公園は、昨年オープンしたが、地元の伝統野菜、高井戸半白キュウリを栽培したと云うので手配したが、今年も遅くなったが取りに見えたことは、当ブログで紹介している。
当方としては、江戸東京野菜のネットワークを広げていくことを目的としているので、高井戸半白キュウリの苗の提供にも便宜を図ってきたことから、今年から所長になられた齋藤瑞枝さんには、その点をお伝えしていた。
齋藤所長から、今年から江戸東京野菜の試験圃場を作りたいと云うので、ナス栽培の第一人者・三鷹の星野直治さんにお願いして、寺島ナスの苗もいただけるよう手配したが、寺島ナスも栽培されていた。
つゆの中休みか、30度を超える暑さで、参加者は少なかったが、同農業公園の指導者に知っていただくことも重要なことなので、そのつもりでお話をした。
杉並で昔栽培されていた練馬系の「源内つまり」、その後世田谷に移って大蔵ダイコンとなったもの。
現在、杉並区清水で伝統大蔵ダイコンを栽培している井口幹英さんのことを紹介。
井荻ウドの農業説明板は、井草八幡に建立されている。
東京ウドの栽培は難しいが、檜原で行っていた山ウドの作り方なら、同農業公園でもできるので、試験圃で実施したらいかがかと、提案した。
同園で収穫した高井戸半白キュウリと寺島ナスの試食が行われたが、皆さん興味津々でしばらく見ていたが、誰となく手を出し始めた。
上の画像をタツプする
市販のキュウリと高井戸半白キュウリの違いを、味わっていたが、半白のウリっぽさが気に入っていただいたようだ。
最初に無くなったのは、寺島ナスの浅漬けで、市販の千両ナスと比べると、少し固めで青リンゴのような味わいに、美味しかったようだ。
齋藤所長によると、都庁の食堂で行われた「寺島ナス」を食べる会で、寺島ナスの浅漬けを食べて、美味しかったので、作ったとのこと。
この会に出席したことで、江戸東京野菜の関係者との交流が深まったようだ。
寺島ナスは、加熱するととろみが出るが、朝漬けも美味しいのをわかっていただけた。
馬込半白キュウリもそうだが、梅雨があけて、日差しが強くなると、途端に勢力がなくなって黄ばんだ葉が多くなる。まだ梅雨はあけていないが、日差しが強い分、曲がったキュウリがなっていた。
寺島ナスは、毎日たくさん収穫されていると、齊藤所長。
今回ご参加の皆さんには、お土産に配られた。
上の画像をタップする。
星野さんに頂いてきてから、星野さんに栽培方法を伺っていないらしく、伸び放題。
星野さんとの情報交換が、栽培技術の向上につながるのでお勧めした。
星野さんから指導を受ける内容だが、寺島ナスは、細い枝が、たくさん出るので、ナスの収穫は、枝ごと収穫することで、幹に近いところで果実を実らせるのがポイント。
それによってコンパクトに栽培できるというもの。
内藤とうがらしが植えてあった。
新宿のイベントで購入したものから種を採ったというが、定植が遅かったのが様子からよくわかる。
葉とうがらしが美味しいからと、八王子の事例を紹介した。