新宿区立東戸山小学校(川崎勝久校長) の羽田野有紀栄養教諭から、5月中旬だったかメールをいただいた。
羽田野先生には、旧姓の時にお会いしているが、
内藤カボチャと早稲田ミョウガを育てたいという学年があるので、種や苗などがあれば分けていただきたい。
可能なら、学年の菜園で育てて、給食でも使用したいという。
新宿の伝統野菜には、早稲田ミョウガ、内藤トウガラシ、内藤カボチャ、鳴子ウリがあり、新宿の各小学校で栽培を行っていることから、同校でも栽培をしたいと云うことらしい。
しかし、この時期、すでに定植は終わっている。
これまで、江戸東京野菜を栽培したいという学校の要望には応えてきているが、タネや苗を手渡すことは行っておらず、江戸東京野菜の座学を行い、そのあと栽培のお手伝いまですることで、責任を果たしている。
したがって、一度、今後の取り組みについて打ち合わせを行いたいとお伝えしていたことから、先日伺ったもの。
羽田野栄養教諭(写真右)と4年生の担任の生田淳子教諭(写真左)にお会いして、総合の授業での取り組みについてお話をさせていただいた。
9月からの授業を前提にお話をさせていただいたが、作物はどのようなものがあるかについてもいくつか提案させていただいた。
事例としては、江東区立第五砂町小学校で砂村一本ネギの栽培を行っていることを紹介した他、
江戸雑煮の原型となった暴れん坊将軍・徳川吉宗が名付けた小松菜のお話をして、冬野菜の伝統小松菜栽培についても提案した。
上の画像をタツプする
その後、菜園を見せていただいたが、あちこちに栽培スペースがあり、秋冬産野菜の栽培となると、現在栽培されているスペースも空くものと思われ、生田先生は各学年主任の先生方にお聞きしてみるとのことだった。
また、栽培指導については、指導者の紹介を依頼されたのでご相談を申し上げた。
同校の近くの集合住宅2階に新宿区立戸山図書館がある。
先日同図書館で大城澄子館長にお会いしたが、図書館事業として、東京の伝統野菜である江戸東京野菜を活用したいとのお話があり、手始めに新宿区立落合第四小で授業を行っている。
東戸山小学校の江戸東京野菜の授業実施においても、大城館長にお会いして調べ学習などでの支援をお願いしてきた。