昨年から内藤カボチャを栽培している、立川市西砂の石川公一さんが、今年も栽培をしていると云うので、畑に伺った。
今年は、天候も不順で、成長期に雨が少なかったこともあり、全体的に小ぶりだが、成熟期を迎えていた。
昨年、栽培をお願いするにあたって、販売に協力するからと云って、無理に栽培してもらった経過があるが、昨年より栽培面積を増やしたようなので、お聞きすると、昨年は完売だったからという。
昨年、お願いするにあたって、自分で食べてみて美味しいと思えなかったら、来年は作らなくてもいいからと、お話ししていた。
作業をしていた石川さんに「お宅のカボチャは美味しいんですか!」と尋ねてみた。
すると、近くにいた石川さんの奥さんが、「美味しいのよ」という。
石川さんのお宅では、ポタージュにしてよく食べているようだが、西洋カボチャと比べると、滑らかな舌触りがたまらないという。
生産者が美味しいと思わないと、消費者に勧められない。積極的に食べ方を説明できなければ、売れないし、生産意欲もわかない。
これまで、新宿御苑では薄く切ってピクルスにしている。
コンシェルジュ協会の上原恭子理事は、西洋カボチャに比べて皮が薄いので、無理なく皮ごと切れて炒めて食べることができるが、西洋カボチャは固いので、一度電子レンジ等での下処理が必要になる。
ミキサーにかけてから茶わん蒸しや、すり流しも美味しい。
上原理事は、お勧めとしてプリンにして食べると、上品な甘味が美味しいからと、小振りなカボチャを選んで、ヘタを中心にくり抜いて、丸ごとプリンを勧めている。