2017年08月05日

おいねのつる芋に次ぐ伝統野菜、檜原村藤倉の最奥地に伝わる幻の白岩瓜をいただいた。


東京の西の端、檜原村に伝わる江戸東京野菜の「おいねのつる芋」は、江戸時代のジャガイモで、まつわる物語といい、その味と云い、檜原を代表する作物だが、檜原ではいまいち評価が低い。

JAあきがわの宇田俊史常務(檜原選出)に、おいねのつる芋の栽培普及をする必要があるのではないかと話したら、JAの理事でジャガイモ生産部会の鈴木留次郎部会長(元檜原村助役)を紹介いただいた。

鈴木部会長も、おいねのつる芋の栽培普及が必要だとの認識をお持ちだった。

そんな話の中で、かつて三頭山荘の大女将岡部里久子さんに、昔の胡瓜だといって太いキュウリを見せていただいたことがあったと話をしてみた。





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すると鈴木さんは、今栽培しているのだという。 白岩瓜(しらやうり) がそれで、とても旨い、

毎年、お盆後の最初の土・日に、行われている滝祭り(払沢の滝ふるさと夏まつり) で皆さんに販売しようと考えているという。

昨日、JAの宇田俊史常務が檜原で会議があるから、13時までに武蔵五日市駅まで来れば、鈴木さんの畑に連れて行ってくれると云うので、江戸東京野菜推進委員会の水口均さんと一緒に伺った。





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この瓜の、白岩地区は、檜原村藤倉集落の最奥地にある。
田倉信子さん(80歳代) が以前から栽培していたもので、鈴木さんがタネを分けてもらってきたものだと云う。

上の画像をタップする
山梨の山本ファームが栽培する「翡翠瓜」に似ていると思って、スマホから当ブログを見てもらったら、白岩瓜は果肉が厚いのが特徴だとか。

ヘタに近いところが黄色くなる頃が食べごろだとか。
昨年、檜原村観光協会の特産物直売所「やまぶき屋(柏木042−598−0429)」で入手した、檜原・奥多摩の伝統野菜・幻の「むかしのキュウリ」とも違う系統であると鈴木さん。

電話で、押上「よしかつ」の佐藤勝彦さんに特徴を伝えたら、最近築地で見掛ける食用夕顔と違いますか!という。

白岩瓜は白イボで胡瓜に近い。






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午前中は、おいねのつる芋を収穫したんだと見せてくれた。

上の画像をタップする
檜原の畑は、どこでも急傾斜地だ。

鈴木さんのお宅は、檜原村の入り口、役場の手前の上元郷地区で、畑沿いに立派なひのはら保育園が出来ていた。

村では定住政策がとられていて、村外からの若い夫婦が住めるような色々なタイプの村営住宅が上元郷地区の他にもたくさん建てられている。

追伸

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鈴木さんに教えていただいた通り、ピラーで削って素麺の上に乗せた。
素麺と混ぜながら、そば汁でいただいたが、食感がいい。

ピラーで削ったものをポン酢でいただくのも好きだ。

posted by 大竹道茂 at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 檜原村とあきる野市の農業
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