現役時代にお世話になった、橋本智明さん(元東京都農業試験場園芸部長)から、514ページと云う分厚い「自分史」を送っていただいた。
ご本に挟んであったお手紙によると、
時間的余裕が出来たからと、沢山の段ボール箱に詰め込んでいた現役時代の資料等を整理し始めたという。
見始めれば、懐かしさで、読みふけったりして時間がかかるものだ。
処分できない「貴重品」も沢山あったようで、自分で保管するもの。農業センターや、村役場へ寄贈するものなどに分けながらだったようだ。
橋本さんは花の専門技術員をされていたから、小笠原村の農業振興にはことのほか思いもあったようで、返還当初の限られた時期、自らが関わった仕事中心の貴重な資料を掲載している。
また、内地転勤後の東京都農業振興、定年後の東京都農業会議時代、そして母校千葉大のお手伝いなど、その後の状況も加え、約50年のありのままの自分を振り返りました。とある。
はじめに 〜振り返ると〜
橋本さんは、1947年大田区生まれで、千葉大学園芸学部卒。東京都小笠原亜熱帯農業センター勤務。東京都農林水産部専門技術員(東京農業にカジュアルフラワー生産を普及)。東京都農林総合研究センター江戸川分場長、東京都農業試験場園芸部長を歴任されている。
平成7年(1995)、全国園芸鉢物研究大会を東京で開催することになり事務局長を引き受けたが、園芸鉢物研究大会の様子がわからなかったから、橋本さんにはアドバイスをいただきお世話になった。
特に、大会記念誌については、橋本さんがこれまで参加した各県の記念誌には生産者が紹介されていないことに違和感を感じ、花き生産者の情報を入れた今までにない記念誌をつくろうとの提案があったことを記憶している。
執筆者のトップに橋本さんの名があるが、主要なところは書いていただいている。
私が、東京都農林水産振興財団にお世話になっていた2010年、橋本さんが取り組んでいた幻の朝顔「団十郎」を江戸川分場から運んでこられたが、私も一鉢いただいたので、当ブログで紹介している。
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橋本さんは、江戸東京野菜についても、書いてくれていた。
平成25年9月5日に開催した、江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座入門編を聞きに来てくれ、話の要旨に、好意的なコメントも書いてくれた。、
江戸東京野菜の栽培期間一覧、江戸東京野菜の新聞記事等、見開きを含めて5ページにわたっていた。恐縮です。