檜原村の農業を見てもらおうと、農業共済新聞の高橋英樹記者を午前中は数馬方面を案内したが、
午後からは藤倉方面で、案内してくれる鈴木留次郎さんとは檜原村役場で待ち合わせた。
檜原村に江戸東京野菜の「おいねのつる芋」に次ぐ、固定種の「白岩(しらや)ウリ」があると云うので、栽培している鈴木さんの畑を、今月初めに見せてもらったのは、当ブログで紹介している。
何でも、2週間先の19日、20日に開催する檜原村最大のイベント「払沢の滝ふるさと夏まつり」で、その白岩ウリを、檜原を訪れる人たちに宣伝・販売し、檜原で栽培農家を増やしたいと話しておられた。
鈴木さんが、白岩ウリが一番美味しいと云う大きさになっていた。
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高橋記者も初めて見るウリのようだった。
鈴木さんは、白岩うりの栽培を始めて2年目だが、白くなった太いウリの味にひかれて、生産者を増やして、檜原村の特産物にしたいと語っている。
この白岩ウリをいただいた方が、藤倉集落にいると云うので、案内してもらった。
田倉信子さんには2011年、この地・倉掛を訪ねた時にお会いして、お世話になっている。
おいねのつる芋は、この地では「数馬芋」と呼んでいると教えてくれたのも田倉さんだ。
白岩ウリは、自分で食べるだけだと近くの畑で栽培していた。
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キュウリとしては、半白だが、雌花のほか食べごろが成っていた。
15センチほどの白岩ウリ(半白キュウリ)が収穫された。
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みょうがと一緒に一夜漬けしたものと、
キュウリを削ったものに鰹節をかけて、味噌で食べると云うものを出してくれた。
何でも、ご主人が健康のために必ずこの時期、毎日食べるのだと云う。
味は、キュウリだが香りがいい。この時期では種も柔らかい。
採種用に取ってあったものを見せてもらった。
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ここまで黄色くなると、種も固まってきている。
都立瑞穂農芸高校の横山修一先生が、鈴木さんが栽培した白岩ウリの当ブログを読んでいたようで、檜原村に取材に行くと話したら、是非種を分けてもらってきてくれと頼まれていたので、お願いすると、快く一本いただけた。
この白岩ウリ、そもそもは、湯久保在住の峰岸奈津子さん(86歳)から15年前に田倉さんが、頂いたものと云うので、湯久保の地へ、車で行けるところまで案内してもらった。
鈴木さんの話では、ここから先は4輪駆動でないと無理だと云う。
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徒歩だと1時間と云うところに、峰岸さんが住んでいるという。
鈴木さんが、峰岸さんの息子さんに電話をして、聞いた話では、峰岸さんは子供の頃から食べていたと云う。
代々受け継ぎ、峰岸さんは明治生まれの先代から受け継いだもので、明治以前から栽培されていたようだ。
湯久保沢を挟んで、遠く対岸の小岩自治会の集落が木々の合間から望めた。
田倉さんのお宅の近く、檜原村倉掛に「檜原きのこセンター」がある。
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中村力社長にお会いした。
センターの脇で、鈴木さんがタケノコを収穫するために、淡竹(ハチク)の栽培を始めていた。