2017年09月13日

秋葉原の東京都青果商業協同組合で実施された野菜塾で本部青年会に江戸東京野菜をレクチャー


先月、東京都青果商業協同組合本部青年会の吉野元さんにお会いしたが、から、同青年会が毎年行っている秋のイベント、今年は11月12日(日)に、秋葉原で実施する「やっちゃばマルシェ」で、江戸東京野菜を紹介し、販売も行いたいという話をいただいた。

それはありがたいことだが、今後東京の農業を支える青果小売店の皆さんに頼まれる都度、お手つだをしてるようではだめで、青果小売店の皆さんに江戸東京野菜を学んで自らの口で普及ができるようでなければ、一過性で終わってしまう。

東京の青果小売店の勉強会としては八百屋塾がある。2011年に講師として依頼されたこともあるが、本部青年会の皆さんにはまだだ。





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同塾では、基本理念としている新鮮で美味しい野菜を地域住民に提供し、その地域の健康を保つと云う考えに基づき、青果小売業従業員等が集い学ぶために開催しているので、八百屋塾を開催することを吉野さんに提案していた。
上の画像をタップする

10日(日) 13時を過ぎたころ、秋葉原にあるビルの8階、東京都青果商業協同組合の部屋に皆さんが集まってきた。





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20数名の方々が、江戸東京野菜に興味を持って、来てみようと思ってただいたようだ。

上の画像をタツプする。
11月12日(日)に開催するイベントと云うことで、イベントに並べられる野菜について説明を行った。

練馬大根を事例に、「粋な江戸っ子は白首大根」で、数種の白首大根を紹介した。

小松菜は交配種のタネが普及したことで、全国北海道から沖縄まで周年栽培がされている。
金沢のホテルで加賀野菜と能登野菜のコーナーに、小松菜の胡麻和えがあったことを紹介、石川県小松市では小松菜栽培が盛んなことから起こった誤解を紹介した。

しかし本来小松菜は冬の野菜、固定種と交配種の違いがあることから、生産量の少ない固定種の小松菜を明確に区分するため、伝統小松菜と命名している。

摂津の農民が砂村ではじめたネギ栽培、砂村一本ネギのルーツは摂津とされているが、それが難波ネギだったのかを、瑞穂農芸高校で検証栽培してる。

そして、千住ネギの復活について、足立区の内田宏之さんの復活栽培を紹介した。

講演の中で、現在錦糸町の駅ビルテルミナのレストラン階で江戸東京野菜のメニューが出されており、地下の九州屋では江戸東京野菜を販売していることを伝えると、講演が終わった後、これから行ってみたいので、詳しく教えてほしいと云う方もいた。

追録

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会場では参考資料として、江戸東京野菜の45品目が掲載されている
「江戸東京野菜ガイド」(500円)が販売された。
企画・制作・発行 鰹ャ城プロデュース 042−649−9517


この度は、都市農地活用支援センターが実施している
"「農」の機能発揮支援アドバイザー" として派遣されました、
ご活用ください。


posted by 大竹道茂 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等
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