野菜のないときに限って番組制作会社から取材依頼がある。
テレビも先取りで、放映時にある野菜を希望してくる。
交配種なら対応ができないことはない、しかし季節限定の伝統野菜はそうはいかない。
1年前の映像を使わなくてはならない。
テレビ朝日映像のディレクター古屋徹さんからこの季節に手に入る江戸東京野菜を撮っておきたいと連絡が入った。
映像に耐える、ある程度の広さがある畑と産物をと云う条件だったが何人かを紹介した。
寺島ナスを栽培している玉川上水脇に畑がある清水丈雄さんのナスを撮影したいと云う。
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この時期の江戸東京野菜を集めてほしいと云うので、西東京の矢ケ崎宏行さんの伝統小松菜、シントリ菜、内藤トウガラシ、奥多摩の千島農園の奥多摩ワサビ、小平の岸野昌さんの滝野川ゴボウ、立川の石川公一さんの内藤カボチャ、そして清水さんの寺島ナスを並べた。
清水さんは忙しいところ、最後まで撮影に立ち会ってくれた。
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同じ立川市の西砂で内藤カボチャを栽培している石川さんの畑に案内したところ、後継者の智一さんが対応してくれた。
すぐ番組に使うと云うのではなく、撮っておくと云うことだが、内藤カボチャの畑はどこも うどんこ病にやられて、収穫は終わっているが、石川さんの畑は、農薬など散布していないがまだ青々として、花が咲いていたので、案内をしたもの。
また、滝野川ゴボウの岸野さんの畑も、収穫が始まったばかりだから、早いうちに撮影をしておくように古屋さんに伝えたが、さっそく行かれたようだ。