2017年09月29日

杉並の内藤クリの生産状況を知りたくて、生産者の内藤さんに時間をとっていただいた。


フレンチの三國清三シェフが秋になると、内藤クリを必ず使う。
特に内藤クリと云う品種があるわけでなく、三國シェフが気に入って内藤隆さんの栗をそう呼んでいる。

内藤さんのクリを使い始めたのは2010年だったか、東京に栗がないか聞かれたことから、杉並の内藤さんの栗は、地域の皆さんが行列をして購入すると紹介したのが始まりだ。

内藤さんは、地域の方に直接販売する方法をとっていて、市場に出荷したり、レストランに売り込んだりはしていないので、東京野菜カンパニーの牧野征一郎社長を紹介して購入していて、

オテル・ドウ・ミクニ25周年企画 〜ミクニの地産地消・東京を食べるディナー〜冬編が、2010年11月30日に開催されたときには、内藤さんご夫妻も参加された。




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そろそろ収穫のシーズンだろうと、内藤さんに電話をして時間をとっていただいた。
今年は、8月の長雨で、日照時間か少なかったことから、生産量は少ないと云う。

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昨年も三國シェフは、「杉並の内藤栗とショコラのモンブラン」で使っている。

今回は、テレビ朝日映像のディレクター古屋徹さんが、東京の農業を知っておきたいと云うので、ご一緒した。

内藤さんの栗林は、2015年の「農の風景・景観コンテスト」で、紹介されている。




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内藤さんの屋敷の入り口にお知らせが貼ってあったが、
今年の生栗、焼き栗の販売は10月3日(火)10時から始まるが、並んだ方が手ぶらで帰ることのないように、1人2袋に限定していると云う。

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京王井の頭線の高井戸駅ホームの冨士見が丘駅寄りから、栗園は望むことができる。





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栗林の下は、収穫が始まるまでは、乾燥させないように草生栽培をしていたが、
収穫が始まる前に、草をきれいに刈った。

栗の収穫は、熟して落ちた栗を拾うことから、拾いやすくするためだ。

早生種の収穫は、8月から行われていたが、収穫したものは冷蔵庫に入れて熟成させ、各品種本来の甘さを引き出し、10月から販売すると云うことだ。

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現在、栗園には、丹沢、有磨、ぽろたん、利平、筑波、石鎚、大峰が栽培されている。

前に伺ったときは、利平、丹沢、大峰、筑波、石鎚の品種が430本も栽培されていたが、現在は、利平を減らして有磨、ぽろたんが導入されていた。

栗の木には、一本いつぽんテープが巻いていて、色によって品種がわかるようになっている。





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朝の7時から、収穫作業を行うそうで、13時半を回ったころに伺ったが、大きさを規格別に分け、網袋に入れる作業を後継者の息子さんを始め家族でやっているところだった。

雨がひとっ降り来たが、収穫後に落ちた栗があちこちに転がっていた。





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内藤さんに、肥料について聞いてみた。

肥料は剪定枝を堆肥にして使っていると云う。
それは剪定枝をチップにして、数年間寝かせたものをすき込んでいる。
栗の木の剪定は、太陽の光がイガ栗に十分に当たり、病害虫がつかないように風通し良くするから、皆さん驚くほどに、剪定するのだと云う。

この農園から出ていくものは、栗の実だけで、枝も落ち葉も、栗のイガもすべて再び堆肥となって敷きこまれる。

追録


帰りに、成田西ふれあい農業公園の報告をした。
内藤さんは、今年6月まで杉並区農業委員会会長をされていたので、開園式に出席されていた

昨年から江戸東京野菜の栽培には協力させていただいていて、高井戸キュウリの栽培、そして内藤トウガラシに、寺島ナスも栽培されていることを報告した。

江戸東京野菜に、理解を示していただいた。


posted by 大竹道茂 at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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