江戸東京野菜の早稲田ミョウガを栽培している井之口喜實夫さんのお宅に先日伺った。
ようやく収穫期を迎えたとほっとされていた。
ご案内のように今年の7月、8月の異常気象により、例年ですと、9月の上旬から収穫が始まっていたが、今年は10日ほどの遅れている。
例年、新宿区の小中学校30校では、秋には早稲田ミョウガの子、早春には早稲田ミョウガのミョウガタケが給食で出されているが、今年は、この遅れで間に合わず、予定されていた日には他産地の水耕栽培物で対応されたようだ。
早稲田ミョウガと水耕栽培物を比べると、
早稲田ミョウガに比べて香りが薄く、品種も早生であることから、スリムで花穂の数も少ない。
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早稲田ミョウガの特徴である、ふっくらと太っていて、香りも強く、赤身も美しいと再認識されたようだ。
大泉にある小料理石井の石井公平さんも井之口さんのもとへ買いに来ているようだ。
今年から、井之口さんが固定種の練馬大根を栽培してくれている。
現在、練馬大根については、江戸東京野菜推進委員会が認定しているのは、練馬区が実施している伝来種と云われる「練馬ダイコン」と、 日本農林社の練馬大長尻大根、練馬中長大根(アサヒ農園)となっている。
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秋冬物の江戸東京野菜が順調な生育を見せていた
井之口さんは、日本農林社から練馬大長尻大根を取り寄せて蒔いてくれた。
間引き前だが、数日前の豪雨の跳ね返りの泥が葉の裏についていた
千住ねぎは浅草葱善の田中庸浩社長が持ってきた苗を、何度目か深い土寄せがしてあった。
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先週、台風の余波で強風が吹いていたことから、葉が折れないような対策がとられていた。
玄関に、奥さんが活けられた「農の生け花」