三菱地所が都心の大手町・丸の内・有楽町(大丸有)の再開発を進めているが、これらエリアのまちづくり推進や、エコに関する調査研究と情報発信、各種イベントの開催など、さまざまな活動を行っている、
大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツエリア協会)の、「食」「農」連携推進コーディネーターをされていてる中村正明さん(潟Oリーンデザイン代表取締役) から、電話をもらった。
中村さんは大学が同窓と云うことで、2010年に三國清三シェフと丸の内でイベントを行った時からの付き合いで、「大丸有つながる食プロジェクト」のプロデュースを手掛けている。
東京産食材の試食会を「ミクニマルノウチ」を会場に実施した事もある。
今回は、2015年にエコッツェリア協会と且O菱総合研究所 プラチナ社会研究会が立ち上げた「丸の内プラチナ大学」で江戸東京野菜の話をしてくれと云うもので、40−50代を中心としたビジネスパーソンを対象にしたキャリア講座だという。
皆さんお仕事を終わってからの講座と云うことで、18時30分からと云うので、暮れなずむ東京駅に降り立った。
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お堀沿いを歩いて会場の大手門タワーへ、大手町の再開発ですっかり様子が変わってしまった。
JXビル1階の会場にはキッチンも供え、歩行者からも部屋の様子がみえるという構造。
潟Oリーンデザインの兼子惠子さんから試食もしたいので、江戸東京野菜を紹介してほしいと云うので、千住ねぎ、滝野川ゴボウ、谷中ショウガ、伝統小松菜、寺島ナス、内藤カボチャの生産者をお伝えした。
「伝統野菜から、東京の”食と農”を見つめる! 」というテーマをいただいた。
江戸東京野菜とは、から始まって、特に固定種と交配種についてお話をしたが、中村さんが、受講者に感想を聞いてくれた。
タネの話や、小松菜を事例として話した交配種の成り立ちは印象に残ったようだった。
特に、農業ピジネスコースの皆さんは江戸東京野菜について、一過性の物で終わってもらいたくないので、これから12月までイベントに参加して、知識を広めてもらいたいと、これからのイベントを紹介した。
10月6日7日8日は「東京味わいフェスタ2017」が、丸の内、有楽町、日比谷で開催され、江戸東京野菜コンシェルジュ協会として行幸通りにブースを出します。
11月2日3日の明治神宮宝物殿前の芝生広場で開催される「東京都農業祭」、ここにはこの時期の江戸東京野菜が展示され、コンシェルジュの皆さんが説明をいたします。
11月21日と22日には、更科堀井で、江戸東京野菜を食べる「秋の会」が開催される。
すでに当ブログで紹介しているが11月25日開催の、私がガイドするバスツアー「江戸東京野菜めぐり」
また、12月3日(日)に練馬で開催される「練馬大根引っこ抜き競技大会」で、長いダイコンを抜くのがどんなに大変か、体験していただきたいと・・、
大会は大変面白いので見るのもよし、大会終了後に会場に集まった方々全員で練馬大根を抜く機会もあるので、ご参加いただきたいとご紹介した。
メニューは
千住葱のおかか蒸し
滝野川牛芳と干椎茸の山椒佃煮
谷中生妻の精進揚げ
小松菜飯
寺島茄子と千住葱の味噌汁
内藤南瓜(唐茄子)の安倍川
唐茄子の安倍川は、江戸時代に、長屋に住む町民たちは、こんな風にして食べていたようだ。
かつて内藤カボチャを裏ごしして、米粉などを混ぜて作った安倍川餅をいただいたが、庶民はシンプルに蒸かした唐茄子に黄粉をまぶしていた
調理担当をされた四分一(しぶいち)耕さん(北青山食品研究所代表で料理研究家)
写真左が四分一さん、写真右中村さん
固定種の江戸東京野菜は野菜本来の味がすることを強調していただいた。
四分一さん、美味しい料理ありがとうございました。
受講者のひとり宮本普史さん(オーゲツ株式会社)は、阿波光菜エディブルフラワーを持ち込みのシャンペンに浮かして紹介した。
講座の開会前に、三菱地所(エコッツテリア協会理事) 新事業創造部の井上成部長、開発推進部村上孝憲専任部長、エコッツテリア担当の田口真司さん、エコッツテリア協会稲富雅子事務局長と名刺交換をさせていただいた。
この度は、都市農地活用支援センターが実施している
"「農」の機能発揮支援アドバイザー" として派遣されました。
同制度をご活用ください。