一般社団法人大阪府農業会議から、講師を依頼されたことは、当ブログで紹介している。
開会前に余裕をもって会場入りしたいと、8時20分東京発のぞみに乗車した。
12時過ぎに会場に入れたから、中谷清代表理事会長、鈴木成専務理事にもご挨拶をすることができた。
こちらの経歴はお伝えしてあったが、中谷会長から聞かれて、当時仕えていた会長の名を告げると、御存じで「宅地並み課税時代、私らも富田林からバスを仕立てて武道館へ行きましたわ!」と、一時代を共有したことを懐かしんでおられた。
13時、大阪府農業会議が主催する「平成29年度 大阪府農業委員会大会」は10月18日(水)、大阪国際交流センターの大ホールに、同府農業委員、推進委員の他、消費者110名を含め800余名の参加を得て、盛大に開催された。
全員が農業委員会憲章を唱和して始まった。
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主催者を代表して中谷農業会議会長が挨拶をされた。
農業委員等永年在任者表彰、第18回なにわ農業賞表彰では、4名を代表して赤井隆夫氏が受賞された。
議長を選出して、鈴木専務が経過報告をした後・・・
報告は、大阪市なにわの伝統野菜の普及に尽力されている難波りんごさんが、消費者を代表して「新たな農業委員会への期待」を消費者目線で述べた。
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都市に残る農地は大変貴重だと感じています。
ぜひ、体験農園をはじめ地域の方々の交流の場としても農地を活用できるよう、農業委員会、並びに農業委員の皆さまには後押ししていただけたら嬉しく思います。
新たに農業を始めたいと思ってる人と農地を耕作できなくなった所有者との仲介を・・
農地を減らさないためにも、地域の事情をよくご存知の皆さまには、双方をつなげていただき、農業を始めたい方の窓口になって、ご指導をいただきたくお願いいたします。
退職された方々が皆さんで農業を始める場合についても、農地のお世話など、お力をお貸しいただきたいです。
企業を退職された皆さんの会では、色々な活動をされています。
その中に、農業を希望している方々も多く、各農業委員会並びに農業委員の皆さまには、農地の所有者との橋渡しをよろしくお願いいたします。
議事では
第一号議案 大阪農業の活性化に向けた要請決議(案)
大阪府知事あて
第二号議案 都市農業振興施策の具体化に関する要請決議(案)
政府、国会宛て
第三号議案 「かけがえのない農地と担い手を守り、活かす『大阪農業リフレッシュ運動』」推進に関する申し合わせ決議(案)
提案された議案は、すべて満場一致で承認された。
2部、ご依頼されたテーマは ”「農」のある暮らしづくりに向けて”
大坂でも市民の皆様が様々な活動を展開されていることを知っているので、東京の事例として紹介させていただいた。
1時間では話しきれなかったので、下記のテーマから補足をお願いいたします。
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昭和56年、農政運動の中で発行した、「子どもたちに残したい身近な自然」の執筆中に伝統野菜に注目した。
平成9年、農業協同組合法施行50周年の記念事業として提案した江戸東京の農業説明板の設置、碑文が掲載された。
これにより、亀戸ダイコンを始め、各地でまち興しが始まったが、ネット上で皆さんが掲載してくれている。
練馬の子どもたちに練馬大根を食べさせたいと始まった練馬大根引っこ抜き競技大会は、大会と共に大根を洗う裏方の様子も紹介。
品川の八百屋さんが始めた、品川カブの品評会は、12月の風物になった。
足立区農業委員会会長が、千住ねぎの種の伝達を学びに第五砂町小学校へ・・・。
内藤とうがらしフェアで、新宿のまち興しは今年も展開されました。
美味しい野菜を求める八百屋さんを畑にご案内。
東京家政大学の学生は七福神漬を商品開発。
毎月開催されている都庁の食堂で「〜江戸東京野菜を食べよう !〜 シリーズ」の取り組み。
更科蕎麦の老舗「更科堀井四季の会」は、年4回の開催です。
勿論、江戸東京野菜コンシェルジュの資格試験の実施についてもご案内した。
講演終了後、講師控室を訪ねていただいたのは、田辺大根ふやしたろう会の谷福江世話人と難波ネギ生産者の上田隆祥さん、日本の伝統食を考える会の中筋恵子さん、浅岡元子さん、生田喜代子さん、大会で報告された天王寺蕪の会・難波葱の会の難波りんご事務局長、熱塾の原田彰子代表、お母さん業界新聞大阪版宇賀佐智子編集長、野菜ソムリエ、コミュニティおおさかの廣江美和子幹事、なにわの伝統野菜研究会・毛馬きゅうりの会の清原風早子代表、久保功先生(野菜文化史研究センター代表)の皆さん。