この度、大阪に伺う機会に恵まれたことから、なにわの伝統野菜「田辺大根ふやしたろう会」の谷福江世話人にお骨折りをいただいて、「難波ねぎ」の圃場を見せていただいた。
地元浪速は勿論のこと、かつて京都にわたり「九条ねぎ」となって、京都の食文化にも大きな影響を与えてきた難波ねぎ、市場からは「ただでもいらんで」と云われた時代もあったとか、
しかし、父、兄と引き継がれた旨いねぎを、かたくなに守り継いできた上田隆祥さんの熱い思いには頭が下がる。
上田さんが難波ねぎを始めとする野菜を納めている、心斎橋駅に近い南船場の大阪料理「浪速魚菜 色葉」にご案内いただいた。
大阪市なにわの伝統野菜等、大阪の食材にこだわっているお店と聞く。
願ってもないことだ。
完全予約制のお店では、笹井良隆執事(中央)、佐野亨一料理長(右)、藤川史朗店長(左)が、笑顔で迎えてくれた。
はしたないかもしれないが
お品書きを見ているだけでワクワクしてくる。
難波ねぎの会・天王寺蕪の会・難波りんご事務局長が写真を撮ってくれた。(写真上)
手前から、熱塾の原田彰子代表、田辺大根ふやしたろう会の谷福江世話人、大竹、難波ねぎ生産者の上田隆祥さん、日本の伝統食を考える会の生田喜代子さん、浅岡元子さん、中筋恵子さん
色葉饅頭
百合根饅頭、菊花餡、酒盗射込
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百合根の饅頭に菊菜(春菊)を餡にして、酒盗の出汁
懇談
普及している方にお会いしたのは、2009年に北陸農政局が金沢で開催した伝統野菜サミットで、玉造黒門越瓜出隊の長谷川寧子さんに話をきいたが、その後はお会いしていない。
秋鱧出汁、天王寺蕪間引菜、柚子
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天王寺蕪(かぶら)と間引き菜、
懇談
難波ねぎは、5月15日にタネを蒔き5ケ月、8月9日にタネを蒔くと寒くなるので6ケ月かかるという。
写真の笹井執事は、大阪市なにわの伝統野菜の仕掛け人のひとりだと皆さんから伺った。
泉州新烏賊菊花仕立
新羅紗海老鯛真子和え
泉州沖新鯖
朧昆布 薯蕷掛け
鯨尾之身
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上中は、泉州新烏賊の菊花仕立で、烏賊の身を開くと、おんたま(田中ファーム千早)
上右は、繰り取った勝間南瓜(なにわの伝統野菜)、泉州沖の新鯖とおぼろ昆布、
そして2013年に、宇都宮大学で、田辺大根ふやしたろう会の谷福江世話人にお会いした。
今年、3月に行われた「ひょうごの食シンポジウム」では、谷世話人となにわの伝統野菜研究会・毛馬きゅうりの会の清原風早子代表にお会いしている。
葦ノ葉鰻棒寿司
魚是巻繊焼
大阪油鰯サンド
天王寺蕪の白味噌田楽、
銀寄栗いが揚
鰆 難波焼
勝間南瓜霰揚
銀杏餅
冬瓜昆布〆
鳥飼茄子ずんだ焼
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泉州シラサエビ。
左下は、原木椎茸と、上田さんの難波ねぎをサワラの上にのせて焼いた。
右下は、穴子棒寿司、餅銀杏、油鰯のサンド、串は、天王寺蕪の白味噌田楽、
すき焼き仕立て
能勢和牛
原木椎茸
門真蓮根
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懇談
2016年には、伝統食列車で、中筋恵子さん、浅岡元子さんが訪ねて来られた 。
生田喜代子さんには練馬大根の引っこ抜き体験をしてもらっている。
羽曳野無花果
鶴首南瓜プリン
小豆餡
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笹井執事、佐野料理長、藤川店長ご馳走さまでした。
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上田さんには、圃場を見せていただき、またお料理まで・・・・、
ご馳走さまでした。
今回新たな出会いは、難波りんごさんと原田彰子さんで、
皆さんとの寛いだ情報交換は楽しいものでした。
ありがとうございました。