収穫の秋を迎えて、区市町村の産業祭・農産物品評会が多く開催されますが、このことは当ブログで紹介している。
都内産農産物に対する都民の関心が高まる中、江戸東京野菜で最も知名度が高い練馬大根をテーマに、地元生産者と小学生を交えた「種まき交流イベント」を開催すると、東京都からメールをいただいた。
いただいた資料には、主催者の小池百合子都知事の他、参加者にはフレンチの三國清三シェフと、服部幸應先生、江戸東京野菜コンシェルジュ協会として私までお招きいただいた。
また、生産者サイドとしては、JA東京中央会の須藤正敏会長と、農園主の吉田茂雄さん、
さらに地元の練馬区立田柄小学校の3年生95名と、清水誠校長に担任の先生が3名が参加した。
何でも、小池都知事の肝いりで、本イベントを通じて、江戸東京野菜の理解をより一層促進、PRするとともに食育を推進すると云うもの。
東京都では、先月初めに、東京駅から皇居に向かう行幸通りで「東京味わいフェスタ2017」が、江戸東京野菜をメインに開催されたことは、当ブログで紹介している。
小池知事は、江戸東京野菜の練馬大根引っこ抜き競技大会にも練馬地区で開催された第4回と第7回大会に見えていて、江戸東京野菜にはご理解をいただき、吉田さんの畑で栽培も体験している。
田柄小学校の3年生は、ジャンケンで勝ち抜いたクラス代表6人がゲストと一緒にタネを蒔いた。
赤いジャンバーの、JA東京中央会須藤会長は、地下足袋を履いてビシット決めての参加だった。さすが!
田柄小学校の3年生は農園主の吉田さんの畑で、毎年ダイコンなどの栽培を行っている。
田柄小学校の清水校長に伺ったが、今年は11月に60周年の記念集会があると云う。
開会に当たって、小池知事は、江戸からの食文化を今に伝える江戸東京野菜は、東京の宝物で、今後、江戸東京野菜のブランド化を進めていきます。
伝統野菜の江戸東京野菜で、一番有名なのが練馬大根です。
この練馬の地で、代々栽培をしてきた吉田さんの畑で、田柄小の皆さんに蒔いていただくこと意義深いことです。
「今日は、食の巨匠が2人見えています」と小池知事が紹介して、
服部先生が、「練馬大根は沢庵漬として江戸の頃から有名でした」と、田柄小学校の3年生に語り掛けた。
また、新調したグリーンのコックコートに身を包んだ三國シェフは、「江戸東京野菜で地産地消、現在、江戸東京野菜は45品目だが、まだ増えようとしている。」と・・・・。
「練馬大根は、和食だけではなく、フレンチでもホォアグラを使った美味しい料理がある」と紹介した。
会場では、産業労働局農林水産部の藤田聡部長と、同局総務部広報担当松田義史課長にお世話になった。
田柄小学校ではホームページの学校日記のカテゴリー「3年生」に掲載している。
毎日新聞では翌日朝刊の地方版に掲載された。
TOKYO MX テレビは、小池知事が子どもたちと種蒔きとして放映している
日本農業新聞の藤川千尋記者が取材に訪れた。画像をタップすると拡大。
東京都農業祭は、11月2日(木・都市農業の日)、3日(祝・文化の日)に明治神宮御社殿北の宝物殿前の芝生の広場で開催されます。