報告が遅くなったが、恒例の四季の会が秋の江戸東京野菜を使って更科堀井で2日間にわたって行われたが、おかげさまで満席であった。
伝統野菜は季節限定であることから、練馬大根、滝野川大長人参、青茎三河島菜、馬込三寸人参などは、12月になってから収穫期を迎えることから、少し早かったが、年4回の開催と云うこともあり、皆さんに味わってもらった。
今回は、練馬大根、伝統大蔵大根、千住一本葱、滝野川大長人参、青茎三河島菜、馬込三寸人参、内藤唐辛子が集荷された。
参加された皆さんはね写真を撮られていた。
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江戸ソバリエ協会のほしひかる理事長の挨拶で始まった秋の会。
常陸秋そばが使われた。
各人に配られたに御献立は、ほしひかる先生の奥様・白遊先生の揮毫による。
更科堀井九代目のご主人堀井良教さんから、開会に当たり御礼のご挨拶。
今回で9回目と云うことで、3年目に入りました。
今回も欠員もなく毎回満席で、当店としては皆様のパワーをいただく会になっており感謝申し上げます。
料理長もこの会を楽しみにしておりまして、私もお料理をいただきましたが、林先生の発想と、それを作る料理長との息があってきたようで、当店といたしましても自信をもって、皆さんに楽しんでもらえる会になると思っています。
前にもお話ししましたが、小池知事の諮問機関で江戸東京きらりプロジェクトがありますが、その中に日本料理アカデミー(堀井良教会長)が加わっています。
当アカデミーとしては、日本料理の料理人たちが江戸東京野菜を日本ばかりが世界に発信していきたいと考えています。
きらりプロジェクトに、江戸東京野菜を乗せていきますので、皆さんも応援をお願いいたします。
また、当店は寛政元(1789)年創業で、来年230年のお祝いを一年かけて実施していきますのでよろしくお願いいたします。
今回も、江戸ソバリエ協会の皆さん、林幸子先生のアトリエグーの生徒さん、江戸東京野菜コンシェルジュ協会や農家の方々が参加いただいた。
今回の江戸東京野菜は、練馬大根、伝統大蔵大根、千住一本葱、滝野川大長人参、青茎三河島菜、馬込三寸人参、内藤唐辛子が使われたが、一つひとつについて、野菜の謂れを紹介した。
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今年は、8月から9月にかけての天候不順の影響が、その後の野菜生産に影響が出た。
滝野川大長人参、青茎三河島菜、などは発芽期に芽が出ないものもあるなどもあった。
滝野川は12月下旬が収穫期だから、1カ月早く生産者からは、もったいないと云われて一時は断られたが、無理を言って皆さんに紹介した。
更科蕎麦の伝統大蔵大根巻き
千住葱、練馬大根と牡蠣の返し煮
滝野川大長人参姿漬け
三河島菜(青茎三河島菜)と浅蜊の餡かけ蕎麦
青茎三河島菜、馬込三寸人参と帆立貝のそば粉かき揚げ
内藤唐辛子切り
更科の夜明け(更科堀井 創業230年記念)
について説明をされた。
また今回も、千住ネギの食べ放題を実施すると説明された。
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千住葱、練馬大根と牡蠣の返し煮
伝統大蔵大根は、寸胴の形をしているのでどこを切っても大きさが変わらない。
残った煮汁に、千住ネギを入れていただいたが甘くて美味しかった。
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今日ニンジンは、家庭用は5寸ニンジン、業務用は7寸ニンジンが使われていて、ニンジン臭を消すような改良が行われたために、ニンジンは甘く、子どもたちも大好きな野菜の一つになった。
滝野川ニンジンは昔のニンジン臭も強く、ニンジン本来の味がすることから、丸まる糠漬けにしたニンジンをハサミで切って食べたが、昔のニンジン臭を楽しめた。
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三河島菜(青茎三河島菜)と浅蜊の餡かけ蕎麦
青茎三河島菜、馬込三寸人参と帆立貝のそば粉かき揚げ
当店の天ぷらは、ボリュームがあり、
塩でいただいた。
残った汁に、千住ネギをたっぷり入れていただいたが、美味しい。
千住ネギは4人でいただいたが、私のいたところでは、4回お代わりをした。
そば焼酎はお代わりをした。
くず粉と蕎麦粉、日の出は馬込三寸人参を使ったデザート。
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内藤唐辛子切り
激辛ではなく、噛む段階で辛味が感じられた。
内藤トウガラシは旨味成分が強く、
学習院女子大学ではこの研究を行っている。
すべての料理が出たところで、河合孝義料理長からご挨拶
これまで、蕎麦屋では作ることがなかったお料理を、毎回作ることで大変勉強になっている。
と挨拶をされたが、参加者からは、拍手が沸き起こった。
とても美味しかった。
ご無沙汰しております。
学習院女子大学の関原です。
今回も益々ご盛会のようですね。
内藤とうがらしや学習院女子大学について、いつもご紹介いただきありがとうございます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
関原