第31回 「深大寺そばを味わう集い」に、江戸ソバリエ協会のほしひかる先生からお誘いをいただき伺った。
これまで何度か「夏そばを味わう集い」にお誘いいただいたが、一昨年伺って以来で、この季節の「新そば」は始めてた。
11時に受付と聞いていたので、遅れてはと、三鷹からのバスで、30分ほど早く着いた。
「深大寺蕎麦 門前」の幟を撮っていたら、店の中から、ほし先生が出て来て、まだ早いからと店の中に案内してくれた。
店には、店主の浅田修平さんが、お客さんを接待しているところだったが、お客さんは、栃木県出流町の、「そば処」の新里宗一さんと「いずるや」の大塚章弘さんだった。
出流町を早く出たそうだが、道は空いていて早く着いたと云う。
受付の時間だからと、会場に伺ったが、大勢の皆さんがお見えになっていた。
深大寺そばを味わう前に、仏前に打ちたての深大寺蕎麦が供えられた。
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読経の後、第88世・張堂完俊住職は挨拶の中で、今年の3月に深大寺の「銅造釈迦如来像(白鳳仏)」が国宝に指定されたことを紹介した。
平成30年3月31日まで特別拝観を実施している。
新酒『浮岳(ふがく)』
(深大寺一味会 臼井正樹謹製)
深大寺の正式名称
「天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺」から、
「浮岳」と名付けられた。ここでしか飲めない清酒。
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漬 物
野沢菜
(北信州木島平村特産)
先 付
蕎麦寿司(干瓢巻き)
(栃木特産干瓢、北海道深川市音江産新蕎麦)
鰯の胡麻漬
(千葉九十九里特産)
ふろふき大根
(深大寺地場産)
玉子焼き
ぶっかけ (那須市烏山蕎麦)
那須市の烏山蕎麦を当日入手できたと云うことで、「ぶっかけ」として、蕎麦猪口に入って出てきた。
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江戸ソバリエの皆さん。
右手前から、星崎輝夫氏 (千葉県そば推進協議会専務理事)、ほし先生(江戸ソバリエ協会理事長)、上村紀子先生(茶道の師範)
左手前から、高島陽一氏(石臼の会)、小野綾子氏(小学館の編集長)
皆さん、江戸そばについては博学で、ほし先生を中心に話題は尽きないようだったが、江戸東京野菜コンシェルジュの高野美子さんが第14期江戸ソバリエ基礎講座で、最優秀賞を受賞した話題になると、皆さん読まれたようで、素晴らしい論文だと、関心しきりだった。
同士が、誉められ、誇らしかった。
新 そ ば
けんちんそば
(佐野市仙波産新蕎麦)
甘 味
そばがき汁粉
(北信州木島平村産新蕎麦)
お 土 産
十支土鈴(戌)
(調布市深大寺山門下深大寺窯特製)
張堂住職は挨拶で、「今回ご賞味いただく、もう一つのそばは、栃木県は佐野市仙波町の新そばです。
去る11月13日に仙波町と出流町に、一味会の研修で伺いました。
出流町では出流山満願寺を参拝し、山門のそば処 「さとや」様にて新名物の白そばをいただきました。」と・・・
それより先の今年1月、ほし先生に誘われて出流町に伺った。
写真は栃木市出流町のそば処さとやの新里宗一さん(手前)、いずるやの大塚章弘さん(左端)、料理研究家の冬木れい先生で、当ブログでも紹介している。
会場では、長友貴樹調布市長(写真下)にお会いしたので、江戸東京野菜についてお話をさせていただいた。
深大寺そば門前の主人浅田さん(深大寺一味会)から、江戸東京野菜と一緒にイベントが出来ないか等のお話をいただいた。
そば守観音様
1963年に深大寺境内に建立されたそば守観音を、
多くの参詣者に知ってもらおうと2013年12月18日、
深大寺バス停前付近に移設し遷座式が執り行われた。
毎年、石臼の会によりそば切の儀と、
献蕎麦式が執り行なわれている。
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平成十七年八月
深大寺八十七世現董戸津説法勤仕記念
於比叡山滋賀院門跡
深大寺そば接待膳所の会 の石碑もある。
追伸
ブログ「ほしひかる 蕎麦談義」にほし先生が書いている。