2018年01月17日

和食アドバイザー検定実技講習会(東京会場)講師陣が第9回に向けて交流し意見交換。


和食アドバイザー検定協会が実施した、第8回 和食アドバイザー検定実技講習会は、初めて「東京会場」で、10月7日(土)〜9日(月祝)の3日間、京王線千歳烏山駅、西口下車3分のアグリタウン千歳烏山で開催されたことは、当ブログで紹介している。

その後事務局の、林希巳与課長からは、「大変充実した講習会となりました。」「受講生からも有意義な講習会であったとの感想をいただいたおります。」とお礼のメールがあった。

続けて「当協会では、今回の講習会の講師の皆様と、交流と懇親を兼ねての食事会を計画しています。」とあったが、皆さん年末に向けて予定が詰まっていることもあり、新春の1月14日となったもの。

会場について相談されたが、押上「よしかつ」がいいのではとのアドバイスをした。

店主の佐藤勝彦さんを講師に推薦した時に、中島理事長、澁谷会長、林課長をご案内して会っていただいていたからだ。






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講師の先生方は、全員参加された。


季節の佃煮 柳ばし小松屋四代目 店主秋元治先生
和食の礼儀作法 礼儀の心と所作を学ぶ 横山みゆき先生
お魚かたりべ 料理研究家 宮内祥子先生
吉田屋五代目 五ッ星お米マイスター小林健志先生 
東京特産食材ともんじゃの店 押上「よしかつ」の店主佐藤勝彦先生
中央カレッジグループ 中島利郎理事長
和食アドバイザー検定協会 澁谷襄会長
事務局の林希巳与課長と武藤俊史さんがそろった。

私は講習会の初日が出番だったので、
横山みゆき先生と宮内祥子先生には初めてお会いした。




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お品書き
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中島理事長、澁谷会長、林課長以外、「よしかつ」は、初めてだったので、先生方は東京の食材にこだわった、お料理を楽しんでおられた。





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漬けもの
下山千歳白菜、練馬大根(以上練馬の渡戸秀行さん)
品川カブ(小平・宮寺光政さん)

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刺身
しまあじ(式根島)、金目鯛(八丈島)、
つる菜(足立)、むらめ(足立)、ごま(青梅)、ワサビ(奥多摩)

柳橋小松屋の秋元先生は、御自慢のひと口穴子、かき佃煮、生のリ佃煮をお持ちになっていたので、いただいたが、特に生のリ佃煮は、昔の製法で、甘くないから、刺身の醤油代わりにして食べることを勧められた。これは旨い。

和食アドバイザー検定協会はさらに充実して、新制度が出来た。
これまで、ジュニア和食アドバイザー検定が、和食アドバイザー2級とし、
和食アドバイザー検定実技講習会を1級とするなど、食による地方創生を図る人材の育成をする検定を明確にしている。






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あかもく(江戸前)、亀戸大根(練馬の渡戸秀行さん)、しいたけ(青梅)

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焼物
馬込三寸人参(練馬の渡戸秀行さん)、


1月20日、27日には、酒井晶子先生の「時代小説好きな人集まれ!」〜今回は池波正太郎〜
江戸料理の調理実習と池波正太郎の魅力について語ろう、だが、

料理では、江戸時代に食べられていた、江戸東京野菜の「千住ねぎ」と「練馬大根」が食材として使われる。

これまで、池波正太郎の小説に出てくる料理の再現は、良く行われるが、使われる食材は、交配種であったり外国産であったりと名ばかりのものが多かっただけに今回の企画は、楽しみだ。





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石川酒造の新商品「多満自慢 東京の森」は、東京の森の香りを感じるお酒(リキュール)。

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東京ワイン2016は、東京練馬区で醸造されている
練馬のブドウ園の高尾などのブドウをブレンドして作った赤ワイン

世田谷の飯田果実園の2015年ものAct one





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煮物
里芋(町田)、こんにゃく(奥多摩)、さんしょう(檜原村)

蒸しもの
TOKYO X 砂村一本ネギ(渡戸秀行さん)、小山田みつば(町田)
この小山田ミツバの生産も厳しい情勢だと、佐藤さんから伺った。


今年の新たな取り組みとしては「外国人観光客向け料理教室」を計画している。
お魚語り部料理研究家の宮内先生が、これまで フランス、イタリア、スペインに料理留学をされたキャリアを生かして築地市場内で料理指導を行うと云うもの、






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最後に
焼そば
三河島菜(練馬の渡戸秀行さん)、しょうが(八王子)

デザート
寒天(新島)、黒豆(青梅)、が出た。

写真後左から、秋元先生、横山先生、小林先生、女将、佐藤主人
前列、小生、中島理事長、澁谷会長、林課長 
撮影は武藤さん

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お隣が、秋元先生だったのでお話を聞くと、小松屋の名の起こりは、小松川で釣り船・船宿をしていたからで、昭和の初めに神田川の河口「柳橋」に移り、釣り船、夏は涼み船、冬には料亭の土産に佃煮の販売を始めたと云う。

お正月と云うことで、粋に「木遣りくずし」を唄ってくれた。

最後は、和食アドバイザー検定協会の益々の発展と、ご参会の皆さんのご健勝を記念して、秋元先生の発声で三本締めでお開きとなった。

追録

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お店の入り口に、東久留米の柳久保小麦で作った「柳久保うどん」か並んでいた。
JA東京みらいの東久留米支店で販売しているもの。

柳久保小麦を守り継いできた奥住和夫さんは、昨年亡くなられたが、タネは地元で引き継がれている。

日本農業新聞の18日に掲載された。




posted by 大竹道茂 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 和食のアドバイザー
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