NPO法人ジャパン ハーブ ソサエティーでは、11月の月例会で、「江戸東京・伝統野菜」講座を新宿で開催したが、このことは当ブログで紹介した。
開催に当たっては、中心的な役割をはたした、同法人イベント委員会の塚本有子委員長と岡田和子委員から、欠席された方もいるので、パワーポイントで紹介した、江戸東京野菜を食べさせるお店で、講座を開きたいとのお話があった。
ご希望は、ミクニマルノウチだったので、予約などの手配は同店の椛田裕之支配人を紹介した。
ミクニマルノウチには、6−7人の個室は一つあるが、あとはフロアーだから、マイクを使っての講座となると貸し切りにする必要があることから、「2018 新春 ランチの会 学んで食す 江戸東京・伝統野菜」として、15日の12時から開催されることを、会報「The Herbs」 にも掲載して、募集をされた。
イベント委員のご努力で、48人満席で坂出智幸理事長(写真右下)を始め、JHS広島東支部長の高松雅子理事と沖縄支部長の翁長周子理事と同席をさせていただいた。
坂出理事長の乾杯で始まった講座は、お料理が出るまでの間、椛田支配人から、お店の紹介と、同店で活用している東京食材について紹介があった。
椛田支配人は、2009年9月の開店時から支配人と云うことで、わかりやすい話をしていただいた。
Amuse
江戸東京野菜 千住ネギのスープ
蜜柑のジュース
千住葱は、江戸東京野菜で、練馬の井之口喜實夫さんが栽培している。
東京牛乳を使っている事で、お客様から東京にも牧場があるんですか?、の問い。
東京牛乳は、都内の酪農家が搾乳したもので、先進的な酪農をする清水牧場、都民を積極的に招いてイベントをしている磯沼ミルクファーム。東京23区には小泉牧場(練馬区)があり、西多摩の協同乳業に持って行っている。
お料理の前に、西東京市の海老沢孫次さんの蜜柑ジュースが出された。
自然のままで、揃いは悪いが、ワックスも農薬も使っていない安全安心の蜜柑。
江戸東京野菜 東京独活のレムラード
奥多摩ヤマメの炙り
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マヨネーズにハーブなどを加えたソースで和えた東京ウドの上に、奥多摩ヤマメ。
愛媛真鯛のボアレ バターソース
江戸東京野菜 練馬大根と八王子米の大根飯
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東京には水田もある。
かつては、荒川流域にも昭和40年代まであったが、現在は多摩川流域の調布市、八王子市より上流で栽培されている。
ブロッコりー、椎茸、練馬ダイコンと、高月の清流米に乾燥練馬ダイコンを使ったリゾット
ホントボライユの乾燥練馬ダイコンは、凝縮した味が詰まっていた。
練馬産イチゴのミルフィーユ
東京牛乳バニラアイス
Cafe
コーヒーとプチイフール
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練馬では大泉の加藤和雄さんが栽培しているイチゴ。
上の画像をタツプする
練馬ダイコン、東京ウド、千住ネギ、
この制度は2010年から始まったが、初めからミクニマルノウチは登録された。
講座としては、三國シェフとの出会いから始めた。
2009年5月、三國シェフと新宿御苑でトークショーをしたのが、初めての出会いで・・・、
また、2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたが、そのきっかけを三國シェフが担った話などをお伝えした。
はじめての方も多かったので、「江戸東京野菜とは・・・」から入った。
四谷のオテルドゥミクニは月曜日がお休みだから、そこに三國シェフのライフワークの仕事が色々と入る。
15日も、都市大学付属小学校での三國レッスン(月1回1年間の授業)が入っていたが、江戸東京野菜としても、年3回ほどお手伝いをしているので、来ていただきたいとお願いしていた。
私の話の途中で、三國シェフが来られたので、質問する形で話を振った。
お客様の温かい拍手で迎えられたことから、三國シェフは終始ご機嫌で、漫談のように、舌も滑らかだった。
雑誌ソトコトに、三國シェフが「旬の味はホンモノ・・・東京編」を提案、2004年3月から連載が始まったことで、畑にも出向き生産者と会ったことから東京農業の理解が深まった。
そこで、2009年9月、ミクニマルノウチの出店に当たり、東京駅に降りたら東京の食材が食べられる店にしたいので、江戸東京野菜をはじめとする食材について、大竹のアドバイスがあった」と話された。
会報「The Herbs」に、11月の月例会についても掲載いただいた。
塚本有子イベント委員長がご自身のブログに掲載された。
塚本委員長ありがとうございました。
この度は、都市農地活用支援センターが実施している
"「農」の機能発揮支援アドバイザー" として派遣されました、
同制度をご活用ください