伊豆諸島への定期船が出帆する竹芝桟橋に隣接する「ホテルアジュール竹芝」は、東京都職員共済組合の総合保健施設としての、新たな集客イベントを検討してきたが、江戸東京野菜を使って「江戸東京野菜で豊かな健康生活を!!」 を開催した。
この企画、今話題の江戸東京野菜の話を聞き、お料理を食べ、そのお料理の作り方を学んで、「豊かな健康生活」にと云うもの。
江戸東京野菜48品目説明書、
江戸東京野菜特集の「つなぐ通信」等、資料が配布され・・・・。
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「ベイサイドホテル アジュール竹芝」の矢野克己副総支配人の挨拶で始まり、東京都職員共済組合事務局事業部の伊藤聡厚生課長からご参加のお礼と、開催の趣旨が述べられ、私を紹介いただいた。
練馬だいこんと亀戸大根に絞ってお話をさせていただいた。
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練馬大根は五代将軍綱吉が、
尾張から大根の種を取り寄せて練馬の農民に栽培させた・・・
関東ローム層の火山灰土が深く、1mもする大根か収穫できた。
12月になると、沢庵漬けにするために全部抜かれ、天日干しされる
地方から来た旅人は、その大きな大根を見てその種を欲しがった。
練馬大根の種は江戸土産として全国に持っていかれ、
全国に練馬系大根が伝わっている。
練馬大根引っこ抜き競技大会、
抜かれた大根は練馬区立の小・中学校の給食で練馬大根料理、
ギネス世界記録に挑戦も行われた。
また、亀戸大根の収穫祭と福分け祭りは、
今年は3月11日(日)に開催される。
この日の模様は、J・comが撮っていた。
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洋風
冷前菜(練馬大根・亀戸大根)
練馬大根と亀戸大根 鬼おろし 食べ比べ 藻塩を添えて
亀戸大根とカラフルトマト・パプリカのマリネ
練馬大根とエディブルフラワーの蒔絵
柚子香るドレッシングで
温副菜(練馬大根・亀戸大根)
コンソメで仕上げた練馬大根煮にズワイ蟹・ホタテ貝
・大根菜入りリゾット詰め、
ズワイ蟹とホタテ貝のフリット添え
コンソメと、オイスターソースのマリアージュ
副温際には、亀戸大根の茎が炒めて添えてあるが、
亀戸大根は白い茎が特徴。
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大根旨煮(練馬大根)
大根炊き込み御飯(練馬大根)
大根たまり漬け(練馬大根)
白玉大根(亀戸大根)
練馬大根は、ち密だから煮崩れしないのが特徴
大根の炊き込み御飯は、
小角切りされ大根の食感が美味しい。
大根のたまり漬けは、大根の皮を利用して、
濃口醤油と米酢を合わせて漬ける。
白玉大根は、粗目におろした大根を入れて練ることで、
食感がよく、黒蜜と蜂蜜が用意されたが、
何もつけないで食べても、大根だけで甘く仕上がっている。
お料理を召し上がりながらも、補足や説明を行った。
お客様の多くは、料理の作り方などを、
高柳副総料理長、臼井料理長に聞いて、メモしていた。
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築地の中卸政義青果の近藤義春社長から、江戸東京野菜の取り扱い状況についてお話があった。
また、東京都職員共済組合事業部厚生課の穂坂稔統括課長代理から、今回の企画を四季ごとに行いたいとして、次回は6月に開催予定だと報告、お友達を誘ってのご参加を呼び掛けた。
6月だと、馬込半白キュウリと寺島ナスが出盛りだ。
帰りがけに、ご挨拶をいただいたお客様の中に、ダイアリー「江戸帖」を発行している江戸美学研究会の佐藤仁美さんと相子智恵さんに声を掛けられた。佐藤さんは昭島まで来ていただいたことがある。
追伸
アンケート結果は、事務局の鈴木ひとみさんから報告を頂いた、
「歴史も知れて、味わうこともできてよかった」
「亀戸大根や練馬大根の詳細や、
江戸東京野菜の歴史を知ることができてよかった」
「お料理の見た目も味も美味しかった、
など、いらした全ての方から『満足』と回答いただけました。」
とあった。
追録
帰りに竹芝桟橋に立ち寄り、
築地大橋方面とレインボーブリッジ方面を眺めた。