2018年02月03日

東京都政策企画局による江戸東京野菜のブランディング戦略に関する講義と意見交換がHPに掲載された。


東京都政策企画局による江戸東京野菜のブランディング戦略に関する講義と意見交換が、昨年12月19日に、都庁第一本庁舎7階会議室で行われた。

江戸東京野菜の魅力のPRや、差別化、高付加価値化などについて、小池百合子知事を始め、副知事、関係局長などと意見交換が行われたが、2月1日、東京都のホームページにその内容が掲載されたことから、当ブログでも初めて掲載報告する。

昨年の10月に東京都が開催した「東京味わいフェスタ2017」が開催され、江戸東京野菜コンシェルジュ協会はPRのブースを用意した。

開催初日、小池知事は真っ先に当ブースを訪ねていただき、内藤カボチャを気に入っていただく等、激励をいただいた。

この会議、当初は10月に予定されていたが、選挙等で延期になり、12月19日になったもので、有識者として、日本料理「日本橋ゆかり」二代目の野永喜一郎氏と共に招かれ、意見交換をさせていただいた。





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当日、丸くテーブルを囲んだのが、小池百合子知事を始め、
川澄俊文副知事、長谷川明副知事、猪熊純子副知事、
更に中井敬三教育長、邊見隆士東京都技監、宮地美陽子特別秘書、
そして、遠藤雅彦政策企画局長、多羅尾光睦総務局長、武市敬財務局長、藤田裕司産業労働局長で、出席局長のもとに部課長さん方も、13:00〜14:30まで行われた意見交換を見守られていた。





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日本橋ゆかり 二代目の野永喜一郎氏と大女将、三代目喜三夫氏

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日本橋ゆかりの二代目野永社長には、2007年2月に招かれて、和食のフルコースをいただいている。

当時、野永社長からは、江戸東京の伝統野菜を、日本橋の老舗として積極的に使っていきたいし、ブランド化していきたいとのお話があった。

江戸東京野菜の復活・普及を進めてはいたが、先が見えない状況下、強く背を押してくれた恩人でもある。




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昨年の11月2日に明治神宮宝物殿前の芝生広場で開催された東京都農業祭に、小池知事がお見えになったので、説明をさせていただいた。
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さて、意見交換では、知事をはじめ皆さんには、情報の共有化を願って、資料として、11月号のNEWS TOKYOと、フリーペーパーつなぐ通信、都庁食堂で行われた江戸東京伝統野菜フェアの資料、アジュール竹芝のイベント募集パンフをお配りし、江戸東京野菜の現状と、持論を述べさせていただいた。

* 江戸東京野菜とは、江戸から始まる東京の野菜文化を継承してきた、種苗の大半が自家採取 又は近隣の種苗商により確保されていた、昭和中期までのいわゆる固定種の野菜等のことで、現在48品目が存在する。

* 例えば、練馬大根は五代将軍綱吉が尾張から種を取り寄せて育てさせたもの、江戸川区の小松菜は八代将軍吉宗が名づけたものといった歴史がある。

* 各地の小学校で、種(命)の伝達や収穫祭の開催など、江戸東京野菜を文化遺産として次世代に伝える取組も行われている。

* 地域の伝統野菜は、地域のおもてなしの食材である。野永氏やフレンチの三國シェフなどには食材として使って頂き、都庁食堂でもフェアを開催しているが、ブランディング戦略でさらに広めていっていただきたい。

追録
2月2日、東京都のホームページに掲載された全文はここから





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