伝統野菜プロジェクトセミナー、“Team Makino” の熊澤秀治代表の講演に続いて、「土佐によみがえる牧野野菜」の食べ比べと試食
「土佐によみがえる牧野野菜」は、高知県が生んだ日本を代表する植物学者牧野富太郎博士にちなんだ野菜。
それは、牧野博士に師事していた竹田功助教授(当時千葉大園芸学部)が昭和17年、家庭の事情で高知に戻るときに、高知の在来野菜の調査・採種をしなさいと指導を受け、竹田先生が収集したもので、このことは、野菜情報「6.高知県での新たな出会い」に書いた。
御倉多公子さん(園芸研究家・江戸東京野菜コンシェルジュ)
河原井靖子さん(江戸東京野菜コンシェルジュ)
草間壽子先生(食生活ジャーナリスト・江戸東京野菜コンシェルジュ)
白戸啓子さん(「野菜の食卓」主宰)
高橋芳江さん((株)果菜里屋・江戸東京野菜コンシェルジュ)
西川千栄さん(おもたせ菓子研究家・野菜果物担当)
村野恵子さん(独・農畜産振興機構)
領家彰子さん(フードコーディネーター・栄養士)
脇ひでみさん(食生活ジャーナリスト)
領家彰子先生(フードコーディネーター・栄養士)
試食はこの季節の牧野野菜5種に豆類各種、土佐伝統野菜を加えた10数品。潮江菜は鯨ならぬ、なまりぶしを加えたスープに、田村かぶと焼畑のかぶは肉質の違いもわかるように炊いてからご当地らしいソース添え。
大道の昔高菜は生のままたっぷりチャーハンに使います。山内家伝来大根は葉も生かしてカリカリじやこ乗せ、大きな入河内大根はステーキ風こ焼いて、唐人豆(ピーナッツ)麦みそあんでいただきます。その他、在来の豆類各種を生かした料理も・・・・・

山形大学の青葉高教授が「潮江菜」は水菜の原種としていることから、東京市場に出回る茨城県産「水菜」、京都の伝統野菜である「京みず菜」の生、さっとゆでた浅漬けの2つの方法で食べくらべ。
潮江菜は煮こむとおいしいといわれますが、
煮あがり加減はお好みで。
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大道の昔高菜チャーハン
大根の直径の大きさによって、丸ごと、半月、いちょうなど、
形と主を調整します。
丸のまま焼いて、後で切り分けても。
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山内家伝来大根葉のおひたし カリカリじやこのせ(写真右)
やわらかい色合いで味わいもやさしい大根葉は、
立派な一品になります。
山内家伝来大根切り干しの蜜煮(写真左上)
独特の大根臭が淡いので、
風味と食感を生かしてデザートにも。
田村かぶ炊き おろし添え(写真左下)
焼き畑のかぶ炊き にらソース添え
それぞれのかぶの実も皮も、個性を存分に味わいます。
かぶは4隅を落として四角形にして、白い部分のみ使います。
焼畑のかぶ炊き ニラソース添え(写真下中)
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八升豆ゆで(写真上左)
唐人豆炒り(写真上右)
八升豆・唐人豆入り クッキー&パウンドケーキ(写真下)
よこはま青果塾を主宰する藤岡輝好社長は、潮江菜を購入。
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森川洋一部長(西洋フードコンパスグループ)、上原恭子理事(江戸東京野菜コンシェルジュ協会)
江戸東京野菜コンシェルジュの石川敏之さんと佐藤恵美さんも・・・