2017年11月15日

フランス大使館からの要請で、農の生け花愛好会東京グループが日仏親善交流


農の生け花がフランス大使館で創作し展示されると濱中洋子さんから聞いたが、すごい!!
フランス大使館には、2012年に江戸東京野菜が登場しているが、さすが農業国フランスだ。

「農の生け花」は、農家の生活の中にある、農具や野菜などを花材として生かした文化で、取り組む農家女性を、昔から応援してきた。(前回)

そもそもは、「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」の言葉がある。東京農業大学初代学長横井時敬の次男、横井利直教授の妻、横井友詩枝さん(1912〜2004年)が農の生活文化を生け花の技法を使って創作したもので、季節折々の農作物や、畑など身近に咲く山野草、昔使っていた農具や民具を使って、日本の農業文化を生けて演出する。

日本農業新聞では横井友詩枝先生の作品を新聞紙上で紹介したことから、全国に「農の生け花愛好会」が生まれて、全国展示会も開かれている。先生亡き後は、先生の作品をカレンダーにして毎年発行している。




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濱中さんの法被を着たサビーヌ参事官は自分の作品の前で

この度は、2017年1月1日の日本農業新聞新年号特集面に掲載された作品に、在日フランス大使館の農務参事官のサビーヌ・オフェレールさんのインタビューが掲載された。

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「農家の日常生活を表現するのに、息を飲むほどの芸術性を感じる。フランス人も自然を愛する心が強い。ぜひ紹介したい」と語ったことをきっかけに、今回のイベントの開催となったもの。

愛好会のメンバーが、大使館の職員を指導しながら和気あいあい、作品を作り上げた。





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在日フランス大使館の農林水産品担当の ロランス オードランさんは、濱中さんのお宅のパッションフルーツの作品を作り上げた。

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横井友詩枝先生は、生前、フランス大使館の大使夫人を始め職員の皆さんに華道を教えていたことがあったようで、横井先生が創作した農の生け花で、日仏文化交流の足場が出来た。






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農の生け花は、花材の持ち込みが大変だ。
脱穀に使う唐箕(とうみ)を中心に、柄振(えぶり)田植え前の水田の土均し、箕(み)、ざるや、ひよこの水飲み、蒸かし器、瓶、莚(むしろ)等、

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日本農業新聞からは内田英憲編集局長が来てくれた。

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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報
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