難波葱なにわの伝統野菜「新規認証祝賀会」が1月25日(木)の19時から盛大に開催されたと、田辺大根ふやしたろ会の谷福江世話人から資料が届いた。
昨年の大阪府農業委員会大会に招かれたときに、難波葱を栽培している上田隆祥さんにお会いしたいと、谷さんにお願いしていたら、翌日、上田さんがホテルまで迎えに来てくれて畑にご案内いただいた。
江戸の葱のルーツは砂村葱で、摂津の農民がなにわから持ってきた葱の種を蒔いて砂村で栽培したのが始めだが、難波葱かどうかの記録はないが、摂津から当時持ってきたとなると難波葱かもしれないので、昨年、谷さんを介して、タネをいただいて、都立瑞穂農芸高校の横山先生にお願いして試作してもらっている。
昨年、上田さんにお会いした時に、4月に難波葱が、なにわの伝統野菜として認証されたと伺っていて、「難波葱の会」の生産者としてご苦労をされてきただけに、喜びも一入とうかがえた。
認証されてから9カ月、初めて旬を迎える1月に、新たな特産品としてPRをしようと、20日(土)から28日(日)までの「難波葱フェスタ」に先立ち
18日(木)にキックオフセレモニーが難波センタービル8階で行われ、竹内広行副知事と、難波葱の会の難波りんごさんの挨拶があり、生産者の上田隆祥さんが、大阪府マスコットキャラクター「もずやん」を「難波葱フェスタPR隊長」に任命した。
集会のあと一行は、南海電鉄難波駅周辺へ移動し、難波高島屋前などで「難波葱」500袋を配布した。
フェスタでは「難波葱」を「食べる」「買う」「知る」「楽しむ」に分けて、歴史・生産から食まで、幅広い取組みを府内各所で実施した。
1月30日(日)大阪府立農芸高校で
「復刻!大阪鴨なんプロジェクト」が開催されました。
大阪府環境農林水産総合研究所 山崎基嘉氏「難波葱のお話」
農芸鴨のお話は大阪府立農芸高校の生徒さんと大阪鴨なんば
農芸高校では、大阪「鴨なん」プロジェクトとして、「NEW鴨なん」を作った。
阪堺電鉄(現在の南海電鉄)が開通した1885(明治18)年ごろの難波駅周辺では、ネギ畑が広がり難波葱の一大産地だったことから、難波駅周辺で難波ねぎを500株を配布した。
道頓堀今井本店では鴨とじうどんが・・・・
難波葱FESTAの中日の25日(木)19時から大阪市中央区宗右衛門町のロフト プラスワン ウエストで「難波葱のなにわの伝統野菜 新規認証祝賀会」が、原田彰子さんが代表の大阪から情報を発信する文化活動グループ「熱塾」が主催して、
協力として、なにわの伝統野菜研究会・清原風早子代表の毛馬きゅうりの会、勝間南瓜普及会、谷福江世話人の田辺大根ふやしたろ会、難波りんごさんが事務局長の天王寺蕪の会と難波葱の会などが協力して開催された。
上田さんが栽培している難波葱の畑で、原田さん、りんごさん、谷さんにはお会いしている。
難波葱の会の難波利三会長の挨拶で始まった祝賀会。
伝統野菜応援団員の森下正博先生の「難波葱発見秘話」
難波葱を生産する上田隆祥さんの「栽培上の苦労話」
事務局長の難波りんごさんがお礼とこれからの抱負を述べた。
なにわの伝統野菜河内音頭の初披露を早波美加さんが熱唱した。
この詩、「熱塾」の原田代表が作詞したとか。
めでたいなぁ! 愛でたいなぁ! 芽、出たいなぁ!
芽が出で立派に伸びて、めでたいなぁ!
難波葱が、概ね700年前から大阪府内で栽培されてきた
大阪独特のなにわの伝統野菜に2017年3月に
9年ぶりに新しく認証されて、めでたいなぁ!
江戸時代から難波といえば葱!というほどの名物で、
“鴨なんば’’も美味しいなんばの葱があってこその由来やそうな!!
葉っぱが柔らこうて強いぬめりと香りに濃厚な甘みがある難波葱が、
京都の深草地区に伝わり改良されて九条葱になったそうやで!
初春に「難波葱のなにわの伝統野菜新規認証祝賀会」を開きまっせ!
なにわの伝統野菜河内音頭も初披露!
難波葱弁当に難波葱ケーキでお祝いや!
お持ち帰り用の難波葱も用意して、
難波は、宗右衛門町のライブハウスで
待ってまっせ! !
谷世話人に聞くと相当盛り上がったようだが、
江戸東京野菜には応援歌が出来たので、
なにわの伝統野菜河内音頭もYOUTUBEで
紹介してもらいたいものだ。
追録
後日、日本農業新聞全国版で紹介された。
難波葱を配る手前、谷さん、難波さん、原田さんが写っています。
『教養のエチュード』というネットメディアで文章を書いてらっしゃるOrangeGardenの嶋津亮太さんが、先日の『難波葱の「なにわの伝統野菜」新規認証祝賀会』に参加頂き、素敵にレポート纏めて頂きました。