1月に和食のアドバイザーが「時代小説好きな人集まれ!!」として、池波正太郎の小説に出てくるお料理を再現する企画が行われたのは、当ブログで紹介したが、
講師の酒井晶子アドバイザーは、前橋市立図書館の職員で、図書館利用を促す意味も含めて、人気作家の江戸を背景とした作品、池波正太郎の「梅安影法師」「鬼平犯科帳」「剣客商売」の中に出てくる料理を再現した。
池波正太郎のファンは、時代背景や主人公がその時どんな思いで食べたかなどを考えると、食べたくなるようで、これまでにも、色々な企画が生まれていた。
当日は、14時までに浅草六区まで行く予定でいたが、神田須田町の「いせ源」での頼まれ事が12時前に終わったことから、時間の余裕が出来た、
池波正太郎記念文庫に寄ってみようと、地下鉄に乗らずに上野から浅草通りを歩いて、合羽橋道具街を北に向かった。
飲食関係の道具専門店が並んで、外人の料理人らしき人もいて、賑わっていた。
池波正太郎記念文庫は、通りを挟んだ北側に墨田区立金滝小学校があり、6年前江戸東京野菜を栽培していたが、当時のブログの追録で、同記念文庫を紹介している。

墨田区観光協会が2010年3月に“ すみだ・浅草「江戸の味わい食べ歩き」ガイドブック “ を発行したが、
池波正太郎の作品に出てくる料理の再現しているお店を紹介している。
2013年には、押上「よしかつ」の佐藤勝彦さんが、墨田区観光協会の「まち歩き」のコースに加わり、作品に出てくる料理を提供したと聞いている。
具体的に料理にするには、江原絢子先生の「美味しい江戸ごはん」は参考になるとアドバイスをくれた。
池波正太郎記念文庫は、墨田区の生涯学習センター内の、中央図書館の入り口に併設されていて、関連の記念資料が蒐集されている。
入り口で記念文庫のパンフをいただいたが、図書館内にも池波正太郎コーナーがあって著書がまとめて集められていたので、読むことができた。